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ムカついた時の対処法

ユング心理学

ユングとは有名な心理学者で、フロイト・ユングと並び三大心理学者と言われています。(アドラーは嫌われる勇気という本で有名になりましたね)ユングが提唱した心理学をユング心理学と言います。
特徴としては意識領域より無意識の領域(夢など)フォーカスした心理学となっています。

シャドー(影)


無意識のシャドーが見えるとイライラする

上図の通り、意識下では”優しい自分”が”厳しい他社”を見るとイライラします。例えば上司が厳しく部下に当たっていると、自分なら優しく指導するのにとイライラしたりしませんか?この場合は、無意識下に抑圧した厳しい自分(シャドー)が上司を通じて見えるので、イライラします。
この場合は”人に優しくしなさい”と躾けられたとすると、そこで”人に厳しい自分”が抑圧されたことになります。優しいが”意識”に、厳しいが”無意識”になります。よって厳しい人を見ると、自分の抑圧された可能性なので無意識にイライラしてしまいます。逆に厳しい人が優しい人を見ると、甘い!とイライラすることでしょう。

仕事でムカついたら

①仕事がうまく行かなかった場合
上手くいった自分が無意識下に抑圧されたと思いましょう。イライラして当然なんだと考えると少しはイライラが緩和されるはずです。
②サボっている人を見た場合
サボっている自分が無意識下に抑圧されたと思いましょう。怒るより”サボれない仕組みを考える”など有益な行動につながるようにイライラを抑えましょう。

アニマ・アニムス

シャドーは一種のアーキタイプと呼ばれる無意識の型で、一番最初の無意識への抑圧は男性はアニマ、女性はアニムスにあります。性別が決定時、異性に生まれる可能性が抑圧されたということですね。恋人には自分の無意識中の異性(アニマまたはアニムス)を投影するので、ギャップが発生して”恋に恋している状態”に陥りやすいということですね。恋人を肯定的投影としていたのが、ギャップが生じて徐々に否定的投影になり別れるってパターンが多いですね。
またミサンドリー(男性嫌悪)やミソジニー(女性嫌悪)も、これが原因だったりします。(あくまでユング心理学的には)世間一般的には男性に生まれると、”子を産み専業主婦になる可能性”が抑圧され、女性に生まれると”バリバリ働き出世する”可能性が結婚主産などで抑圧されます。女性(男性)は優遇されていると、思ってしまうのもしょうがないかもしれないですね。


次回予告

理屈がわかるとモヤモヤしないのはじぶんだけですかね(笑)
ユング心理学って面白いので、興味があったら調べてみてください。
無意識も個人無意識と集団的無意識に別れたりします。スターウォーズやエヴァンゲリオンが好きな人はオタク的に触れる機会がありそうですね。
次回はオリジナリティについて記事を書きたいと思います。

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