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意思決定と時間的制約

意思決定の流れ

①問題の定義

まずは問題を認識して、定義を決めます。仮に問題がない場合には意思決定は必要ありません。問題がある場合は、問題の背景を深掘る必要があります。情報を収集し分析していく必要があります。問題の定義が出来ていない意思決定は他者から”思い付きの行動”にしか見えません。

②選択肢の洗い出し

問題に対する解決策をリサーチして、選択肢を洗い出します。似た事例の調査や問題への思考などを実施して”有効な選択肢を絞る”必要があります。
絞った選択肢から、メリットデメリットをまとめます。

③実行と評価

選択肢から実行の手段を選定します。
そこから計画を立て実行に移します。この①~③が個人の範囲であれば早く進むことは可能ですし、逆に大きな組織であれば”説明や合意形成など多くのプロセスが必要”です。

時間的制約とは

意思決定に時間をかけすぎると、時間的制約によって失敗することがあります。個人レベルだと”転職の決断が遅れ望む求人がなくなってしまったり、年齢による足切りにかかる年齢になってしまいます”
組織レベルだと”失注など機会損失に繋がります”。特に事業に割くリソースを腐らせる機会損失は非常にもったいないです。
なので”意思決定のスピードも判断を間違えないくらい重要”になります。

①石橋を叩きすぎない

意思決定に伴う”リスクを0”にはできません。問題に対して仮説を立てて、情報を収集し許容リスクを決めて決断しましょう。意思決定で時間が一番かかるのはリスクを潰していくことです。

②撤退ラインを決める

例えば個人で転職をするって意思決定をして、手ごたえがなかったら辞めるなどです。現職で働きながら転職活動を開始して、書類選考や面接で手ごたえを感じない、または希望条件に届かないそうと思ったら撤退しましょう。
組織でも”会社や部署にこのやり方は合わない”ってパターンも多い、一方で組織の意思決定は必勝パターンに偏りがちで”それがいつまでも通用するとは限りません”なので、撤退ラインを決める手法は有効です。
特に組織では失敗が大きくなり”決めた個人や部署が叩かれる”ことを避けることができ、多少の失敗を許容する文化の醸成に繋がります。

③最後は胆力と人間力

多くのリソースを注がないと会社が潰れるなどすごいピンチの時があります。②で説明した”とりあえずやってみて、合わないなら辞めるって手段を取れないケース”かつ”リスクを潰していく時間がない”ことがあります。この場合は”失敗を恐れない胆力と一緒にリスクを仲間に負わせることができる人間力”が必要になります。〇〇さんのためならという信頼関係がないとピンチでは組織は瓦解します。

次回予告

今回は意思決定について記事にしました。
次回は偶発的コミュニケーションを記事にしたいと思います。

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