見出し画像

【小説の料理を再現】イワシのなめろう/下鴨料亭味くらべ帖

ここ数年は食やグルメ系の小説や漫画がとても多いですよね。人気になるとドラマ化されたりして、夜中に観ていると急にお腹がすいてきたり…

話の中に出てくる料理を再現して作っている方がSNSで発信している記事も楽しくてつい読んでしまいます。

仕事柄、料理の雑誌ばかり読んでいた私ですが、【みをつくし料理帖】に出会ったのをきっかけに、いろいろな食系の小説なども読むようになりました。特に時代小説に出てくる食べ物など、和食屋の私には興味が湧きます。

さて、最近読み始めた「下鴨料亭味くらべ帖」
面白くて読み進めています。
今回は私も再現レシピで、第一巻に出てくるイワシ料理を作ってみたいと思います。

あらすじ:
亡き父の跡継ぎになった料亭女将・明美の前に突然現れた古風な料理人岩田と、革新派の現料理長荻原が、板長の座をかけて料理対決をするお話。
この回は第1回目の対決。明美の苦手なイワシを題材に2人の料理人の対決が行われます。

いわしのなめろう2人分

いわし(お刺身で食べられる新鮮なもの)
味噌(信州味噌を使っています) 大さじ1
生姜 適量
ミョウガ 1本
ねぎ 適量

イワシは新鮮なものを選んで買ってきました。
身が締まっていて固いものが良いです。
薬味はねぎ、みょうが、生姜、大葉など。

頭を落とし内臓を取り除いたあと、血合を洗い流します。
時期によりますが、ぬるい水道水で洗うと脂が溶けて鮮度が落ちますので、氷水で洗うと良いかと思います。

歯ブラシで、中骨の血合いをこすって取ります

頭の方から中骨そって親指を這わせ、手開きにします。

骨をつまんで身から剥がすように持ち上げて取り除きます。

腹骨を包丁ですきます。

皮を剥がします。

脂の多いイワシは脂が多いので、この時点でダラッとしてしまったら一度冷蔵庫で冷やしてあげると身が締まります。

包丁で小骨を切るようにたたきます。

ボウルにみじん切りのねぎとみょうが、千切りの大葉。すりおろした生姜。信州味噌15gを入れて、ゴムベラでさっくり混ぜます。

味噌をしっかり混ぜます
イワシは脂が溶けやすいので、盛り付け前に冷蔵庫で少し休ませると身が締まります。

そのままお酒のおつまみでも、ご飯にのせて食べても美味しいです。
なめろうといえばアジが有名ですが、イワシは独特な脂と旨味があって違った美味しさがあります。
新鮮なイワシが手に入ったら是非、作っていただきたい一品です。

最後まで読んでいただき有難うございました!



この記事が参加している募集

再現してみた

今日のおうちごはん

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?