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【小説Re:01】『君らは選ばれし戦士だ!!』⑨異世界ファンタジー編

【異世界】

二人が現れた場所は、地平線が見える草原だった。
千夏「あー、疲れたねぇー」
勇作「うん、色々あったねぇ」
二人は草むらに仰向けで寝転がっていた。
千夏が勇作の方を見た。

千夏「ねぇ、勇作ぅ、何か勇作じゃないみたい」
勇作「えっ、どうゆうこと?」
千夏「うーん、何かイケメンになったよ」
勇作の顔がみるみるうちに赤くなった。
千夏「顔赤いよ、ハハハハハ」
勇作「そうゆう千夏だって、何か、、、、胸が大きくて綺麗になってる、ような」
千夏「えー、そうなの? フフフフ」
 「お腹すいたね」
勇作「はいこれ」
勇作が千夏にチーズバーガーとコーラを手渡した
千夏「えーっ! どうしたのこれ?」
勇作「俺、何でも出来るんだよ」
 「こんなことだって」
勇作が少しジャンプすると、ロケットのように天空へ舞い上がった。
千夏「うわぁぁぁぁぁぁぁ」
勇作があっという間に戻ってきた。

千夏「へえー凄いねぇー」
二人はピクニック気分でチーズバーガーとコーラを食べていた。
千夏「ねぇ、私天国にいる前はどうしてたの?」 「屋上で未来人と戦って、非常階段の柵から外に落ちて、そのあとの記憶がないの」
勇作「君は地獄に行ってたんだ、自殺したとみなされたらしい」
 「で、俺が助けに行ったのさ」
 「地獄で二人の魔人と戦ったよ、ほんと必死だったんだ」
千夏「そーなんだー、全然覚えてないよー」
勇作「で、天国から地獄に人を助けに行くなんて、掟破りなことしたから罰としてここに来たのさ」
千夏「そうだったんだ、助けてくれてありがとう、勇作」
勇作「だって、千夏がいない世界なんて幸せじゃないからさ」

千夏「ゆうかはどうてるのかしら、、、」
勇作「アクアさんが言うには、うちの両親が引き取っているらしい」
千夏「よかったぁ無事で、あの時私必死でゆうかにバリアを張ったの」
勇作「偉かったな、おかあさん」
 「よし、じゃ行こうか」
千夏「何処へ?」
勇作「さっき飛んだ時、西の方に町が見えたんだ、そこへ行こう」
千夏「どうやって? 私は飛べないよ」
勇作「それじゃ」
米軍仕様のハマーH1 が現れた。

千夏「うわっ凄い、これなら楽ね」
千夏は助手席に座って、勇作が運転した
千夏「なんか、生まれ変わって、姿も変わって、第2の人生の始まりね」
勇作「うん、ここでは俺たちは、スーパーマンみたいなヒーローになれるかもね」
千夏「なんか楽しそう」
勇作「でも気をつけなきゃね、目的は5人の魔人を倒すことだからね」
千夏「そうだね、強くならないとね」
 「そういえば、勇作がアクアさんを見てる目がなんかイヤラシかったヨー」

勇作「そんなことないよぉー」
千夏「顔、赤いよ、ハハハハハ」
勇作「ない、ないからぁー」
千夏「アハハハハハ、いつもの勇作だぁー、楽しいなぁ」

つづく

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