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ひげ爺の呟き_読書

今日もいつもの様にルーチンを済ませ
お茶を飲みながら新聞を眺める
本日注目の見出しは
『私の本棚』ふむふむ・・・

吾輩は暇で元気な永遠の90歳
あの世から迎えがくるまで世の中の役に立つ為に
街をパトロール(徘徊)
本人は自覚がないがどうも
迷惑 お節介 世話をかけている様だ

吾輩は読書が大好きだ
90年も生きれば色々な書物を読んできた
谷崎潤一郎 夏目漱石 太宰治 芥川龍之介 川端康成 武者小路実篤など文豪からアガサクリスティ コナンドイル スティーブンキング ウイリアムリンク
の海外ミステリー推理小説
特に松本清張はお気に入りだ
官能ミステリーも悪くないぞ
今野敏 中山七里 原田マハ 湊かなえ 辻村深月 村山由佳・・・
色々な作品を読んできた

最近は見かけないが二宮金次郎の銅像の様に
幼少の頃から往復10kmの道のりを重い薪を担ぎ
本を片時も手放すこともなく一心不乱に読みながら歩いていた

雨が降る日も風が吹く日も雪が降る日も
あまりに熱中しすぎて牛車に轢かれそうになったり止まった軽トラにぶつかったりしたものだ
そんな吾輩を村人は神童と呼んでいた

高校生になる頃には
さらに磨きがかかり
多くの有名校からお呼びがかかる
野球部 柔道部 レスリング部などなどスカウト嵐
吾輩は薪のおかげで粘り強い足腰と
ムキムキの背筋と腹筋を得たのだ

結局野球部に入る
打っては三振
守ってはエラー連発
挙げ句の果てに外野守備でフライを取りに前進
しかしボールはスタンドに・・・
ボールが途中で消えたのだ
打つときも守るときも

読書が祟ったのが
吾輩の視力は限界に来ていた
みんなの期待には応えられず
マウンドにグラブを置き退部

やはりここは10kmの道のりで鍛えた肺活量を生かすべきだと思い
吹奏楽部に入部
しかし楽譜がわからず即退部

約3年間入退部を繰り返し
卒業の頃にやっと自分に合う部活に巡り合う
その名は図書部
なぜ気付かなかったのか??不思議だ・・・
友人は気づかなかった吾輩を不思議がっていた

吾輩の本棚には約80年の歴史がある
たまに昔の本を取り出し読もうとするとびっくりする


字が小さすぎるのだ

字がぼけたりかすんだり挙句に消えたりするのだ
野球部の悪夢が再び蘇る


人形劇も公開してます
影ふみをするのはいいけど
ちゃんと前を見てないと・・・











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