見出し画像

「No title」

はじまりも終わりも
至極当然のことだから、、、





物心がついた頃、
ひとり布団の中で泣いたのは
終わりを感じて怖くなったから


『好き』という感情の始まりが
終わりを掻き立てていた


かわいい小さな花を摘んでかえった
小瓶に挿した花は翌朝には枯れて
その姿をなくしていた


さみしかったんじゃない
かなしかったのでもない


そういう事が当然に起きることが怖かった




それは今も胸の奥に絡みついていて
こうして夜の時間を泳いでいると
ふと、その思いが心を支配する




いつまでも終わらない
そんな誓いが欲しい、、、












この記事が参加している募集

眠れない夜に

今こんな気分

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?