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【妄想企画】美人OLが召し上がっていそうな和風パスタ


『めんどく星人がイメージだけで作る美人OLメシ特集』とかやってみたい


美人OLから銀河の彼方ほど遠き存在かつ鉈が似合うことで定評のある女が、自分勝手極まりないイメージだけで突き進む妄想企画第二弾。

今回は「美人OLといえばこれだろ!」と(私の中で)評判のメニュー、パスタにしてみました。


フライパンにオリーブ油を熱し、おろしにんにくを入れて弱火でじっくり加熱する。香りが立ってきたら火力を強めて冷凍のじゃこを入れ、カリカリになるまで炒める。ここにざく切りにした小松菜の根元側を投入。しんなりしてきたら葉っぱ側と、冷凍のむきあさり、料理酒を追加してさらに炒める。小松菜に火が通りきったところで、アルデンテ一歩手前まで茹でたパスタを茹でジルと共にぶちこみ、手早く混ぜながらある程度水分を飛ばしてゆく。全体がほどよく馴染み、パスタがアルデンテになったら火から下ろしてお皿にホイ。仕上げに台所に転がっていたナッツを散らしてできあがり。


つくりおきの紫キャベツの梅酢漬けと、ひじきと豆のサラダを添えてワンプレート盛りにしてみた。

私の中のうすらぼんやりしたイメージでは、美人OLといえばパスタであり、そのパスタは副菜と共に必ずワンプレートに盛り合わせられているものだと信じている。もちろん緑黄色野菜は呼吸をするかのように用いるし(小松菜)、ミネラル豊富そうな海産物(じゃこ、あさり)の出汁だけを生かしたさっぱりめの味つけを好み(和風)、なんかお肌によさそうな木の実(台所に転がっていたナッツ)をサラリとあしらったりもしつつ、たんぱく質や鉄分を補ってくれそうな副菜(ひじき豆サラダ)も召し上がるであろう。ということでこんな感じになりました。相変わらず美人OLに対する認知がフワッフワしすぎだろ。

ちなみに副菜のサラダは、冷凍庫の永久凍土から発掘されたいつぞやのひじき煮(なぜかピンポン玉1個分だけ残っていた)を解凍して、市販のミックスビーンズと合わせたもの。味つけはオリーブ油+ポン酢、ゆず胡椒をほんの少し。
これはイメージではなく実体験なのだけれど、私が今まで出会ってきたうつくしい女性はみんな、無類の豆好きだ。私も大人になってから豆のおいしさに目覚めたので、わりとよく豆を食べているつもりなのだけれど、豆はいい。お肌とお腹の調子をととのえてくれることテキメンだし、使い道も幅広いし、冷凍できるし乾燥品なら保存も効く。なによりもおいしい。幼少のみぎりからこのおいしさに目覚めていれば、私も今頃美人OLとしての人生を送っていたかもしれない……と思うと、食わず嫌い大王だったあの頃の自分を天井から逆さに吊るして布団叩きでしばき倒したいくらいだけれど、悔やんでも時は戻らない。せめて30年後にうつくしい老婦人となることを夢見て、今後も積極的に豆を貪っていきたい所存。

あと、仕上げに散らしたナッツはピーカンナッツ。私が酒のつまみとして常備しているドライ納豆を購入した時、お店の方がご好意でオマケに試供してくれたものだ。



このドライ納豆が大大大大だーい好き!で、いつも自宅に常備している。職場やソロキャンプでのおやつにも持参している。美人OLもきっと、こういうヘルシーなおやつを召し上がっているんじゃないかしら。まあ美人OLはキロ単位で仕入れたりしないだろうがな。

(50gの小分け品もあります念のため。そして私はいつか業務用の10kgをポチってしまいそうな気がします。ホントにおいしいんだもん!)

パスタの味つけは茹でる時の塩のみなのだけれど、海産物チームからバチクソにいいジルが出てくれるので、さっぱりした中にも奥深い旨みが出ていてとってもおいしい!このジルがまた、ちょいとクセのある小松菜にもよく合うんだよなー。ピーカンナッツの香ばしさもいいアクセントになっている。パスタは和風塩味、紫キャベツはすっぱめ、ひじき豆サラダはゆず胡椒でさわやかにピリ辛だし、我ながら味のバランスもなかなかではないかしらん。


まあ、おしゃれワンプレートパスタっていうか完全にお酒のアテな味なんですけどね……(白目)


呼吸をするようにおつまみをこさえてしまうのは、酒呑みとしての宿命なのだろうか。

昨夜そんな嘆きをつぶやいてみたところ、敬愛する日本の巴里在住美人OLさんからこのようなアドヴァイスが届いた。


パスタはたとえ100g茹でて作ったとしても、お皿には半分だけちょこんと盛るんだ。そして写真を撮った後にフライパンの残り半分をよそって食べる。


令 和 始 ま っ て 以 来 の 衝 撃


待って。ねえ、待って……

ちょ、待てよ!!!!!


みなさんマジでそんなバチクソめんどくせーことなすってるんですか?!



なおこの日茹でたパスタの量は50gでした。だって美人OLって晩ごはんに大量の炭水化物は召し上がらないでしょ?だからいつもの70gからさらに削って、その分小松菜とかをマシマシにしてみたの。でもそう言われて写真を見直してみると、100gどころか200gの特盛としても通用しそうな気がしてきた。


遠い。

嗚呼、美人OLパイセンの背中はなんと遠いのだろう。そしてこの道のりは、なんと深遠でなんと険しいのだろう。

でも諦めない。食い意地が絡むと発揮される諦めの悪さこそが、私の数少ない美点のひとつだ。


俺たちの闘いはこれからだ!

         ~ワカナ先生の次回作にご期待ください~

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