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歌詞

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猫まみれ太郎のリリック掲載。
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グググググ

内側が軋む。外面で蓋をしている。間に虚構が生じる。気圧の変動が風を生むように。プレートの反動で地震が起きるように。それなら人はどうなるんだろう。グググググと軋む。内側の破裂を外側の笑顔で塞ぐ。どうなると思う?ぐちゃぐちゃなんだよ。赤黒くて悲惨で哀れで滑稽でグロテスクなんだよ。腹の内を掻き混ぜて抽出した塊をまた呑み込んで、まるで手榴弾みたいにとてつもない威力で自爆していく。本当ならそのまま散りたい。

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先

何をしてても俺は俺だけど、俺が俺じゃなくなることもあるし、みんなもそうだろうし、それって誰かの中に住んでる誰かの幻像なんだけど、それに振り回されちゃう。印象や在り方とか、揺るぎないものが自分の中にあるけど、何者にもなれない(成りきれない)ことの虚しさとか、悔しさとか、抱えてるものすら失ってしまったら本当に自分が自分じゃなくなってしまうと思う。
上半期、俺だけど俺じゃない俺に振り回されて迷走して悩ん

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地極楽

地極楽

なんでもない陽が落ちた
まちなかは影に落ちた
それぞれのキロにたった
あの人は今もどこか
なんでもない陽が落ちた
まちなかは影に落ちた
それぞれのキロにたった
あの人は今もどこか

ステーション雑多 コンタクト多難
混雑の中で巡らす思考が
なんの役にも立たないアイデア呟く
狂わすのはモノのせいじゃなく自分
気分 前後左右 揺れ動く右脳左脳
右往左往 見様見真似してもうまくいかない
投げ出すかどうか

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日々と雨

日々と雨

楽観的な考え方で末端に佇んでるだけ
濡れた足元に光るシティーライツ
飢えた気持ちをそっと沈ます影
辟易ノイズ耳元鳴り止まない
肩と肩ぶつかって目も合わさない
大体そんなもん人と人
曇天の天候 眩しくもない
予定の変更 寂しくもない
ポツポツと滴る 屋根から地面
変色するいつもの街並み
足並みは揃うことなく往来

ただ待って 絡まって また泣いて
ダメだって立ち止まって 泣きやんで
足出して進むだけ

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深青

深青

交わす言葉も少なくなって
次第にあたり薄暗くなってく
終わってくone day
染まってくファンデーションみたいな空
グレーになってく 憂いを帯びてく
チクタク時計の針は回り
いつもより早い雲の流れとリンクする
いつのことだったっけか
思い出せないノスタルジック
あの日埋めたタイムカプセルの場所も
わからないまま死んでくんだろうな

そんなに経ってないのに
もうこんな時間だねってirony
時空の

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voodoo

voodoo

ずっと解けない呪いを君にさ
そっと融けあい交わりgive me kiss tonight
聴かせてあげるよ繋げるイヤフォン
目を閉じたときにだけ視える世界
ずっと解けない呪いを君にさ
そっと融けあい交わりgive me kiss tonight
聴かせてあげるよ繋げるイヤフォン
目を閉じたときにだけ視える世界

夢に出てくるのはホログラム
本物じゃない願い叶える澱みが
ない水に触れてつくる波紋に吸

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今日はクラブに行かない

今日はクラブに行かない

帰ったら洗い物をするの
今日の嫌なことも水に流すの
もう疲れてるから夜更かしもしないで
日付を超えた頃に寝るの

積み重ねた日々の暮らし
人混みの中でゲシュタルト崩壊
もう大丈夫と自分に言い聞かせる
家でお湯を沸かすひととき
腕をまくる 米を炊く 冷たい水が指を伝う
赤切れがやけに滲みる
なぜだか涙がこぼれてくる
別に幸せじゃないわけじゃないよ
別に幸せでもないけど
なんとか生活はできてるし
ギリ

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