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ほのぼの生きる  047_20230225

ウクライナのことについて考えてみる

ロシアによるウクライナ侵攻が始まってから昨日で1年となった。
当時、仕事に没頭していた私は、片手間にニュースを見ながら「戦争」が始まった事態についていけないでいた。

私の家にはテレビがない。テレビ(ドラマ)が大好きだった私は時間を奪われることを恐れ、アパートに引っ越すときにわざとテレビを置かなかった。
テレビをつけていれば、こちらが意識をせずとも自然にニュースが入ってくるが、今は自分から情報を取りに行かなければ、世の中でどんな大事なことが起こっているかがわからない。

そもそも毎日遅くまで働いていた私は、ウクライナの件に限らず、世の中の情勢は自分にはあまり関係がないと思っていたところがあり、それよりも日々訪れる目の前の問題に没頭することが自分の使命だと思っていた。世の中の平和を願うのであれば、まずは目の前にある問題に立ち向かう。誰かの問題を解決し、安心を与えてあげる。少しでも幸せな気持ちにさせてあげる。自分にできることはそれぐらいだと思い、大きな事件は他の人に任せて、自分は自分のできる範囲で戦ってきた(つもりである)。

それでもなぜロシアは侵略しようとしたのか、ウクライナという国はどういう国なのか、一般常識程度には知っておくべきかなと思い、本を数冊購入し、読もうとしたが、1年経っても読み切れてはいない。専門家が説明している動画をいくつか見ては、なるほどと理解した気になっていた昨年の3月、4月頃。それでも結局2か月も経たないうちにまた日常に戻され、いつの間にか無関係の出来事のようになってしまっていた。もちろん世界経済に与えた影響や世界のパワーバランスなど日本に住む私たち一人ひとりに与えている影響が全くないわけではない。その力が見えていないだけだ。

いまだにニュースには疎い日常ではあるが、まだ終わりが見えない戦争に、そして犠牲となった人々の弔いに、いまだに苦しんでおられる方々に、もう一度心を向けたい、そんな一日であった。

1年前に買った本にもう一度手をつけてみようかな。少なくても今日はそれを読もうと決めている。

無職の私ができることは、世界の大きな問題を考えること。案外、今はそういう時期なのかもしれないなとも思ったりした。暇だからできる。ありがたいことだ。

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