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なくすまでわからない

人間っていうのは(というよりは自分は)、
本当に愚かなもので、なくすまで自分が手に入れていたものを理解しない。
ジョンレノンも、What You Gotでそのようなことをシャウトしていた。


誰も失うまでは自分の持ち物を知らない
失ってはじめてわかる
ああ、もう一度チャンスがあったらば、と嘆く

ジョンレノン What You Got

なぜこういう書き出しをしたかというと、
久しぶりに風邪をひいて、
喉が痛くて、どうしようもなく辛くなってしまったからだ

この夏は健康だ、グングンいろんなことをやってみよう!
そんな気持ちで、あちらこちらに出かけて、無理してみたりもして
その結果として、熱が出て、喉もやられてしまった

心と体が一体であるとは、本当によく言ったもので
体がダメだと、心もやられてしまう

だから、普段から健康は何よりも変えられない宝物と分かっていたつもり

でも、無くしてみるまで、無理をしてみるまでやっぱり気付けなかった

悲しいほどに体がNOと言ってくれて、初めて無理ばかりの生活にストップがかかった

健康を維持するって、実はそんなに複雑ではなくて

美味しいものを食べて
きちんと運動して
水分とって
体を冷やさずに
ゆっくり眠る

これを繰り返していれば、大概は回復してくれて、体は元気でいてくれる
徹夜とかストレスふるな環境に身を置いて
食べるものの気遣わず、体を冷やしてばかりいたら免疫なんて冗談ばなし。

今は薬を飲んで、気持ちも体も落ち着いたので
こんな文章をかけているけれど、喉が痛いことが、
どんなに辛いことなのか、随分と忘れていた

まず、食べ物が飲み込めない、美味しいと思えない
寝るのも辛い

ゆっくり眠れば治るっていうけれど
そのベースのゆっくり寝るっていうことができないのだ
これほど辛いことはない

そんな状況で天井を見上げながら自分の人生を振り返ったりもした

何もする気になれないと、こういう答えのない哲学を考えるのだと思った。

で、もちろん答えは出ないので、疲れ果てた後に痛みも忘れて眠る日々だった

そんな中で救われたのは、サンソンから流れてきた

サマーバケーションという曲だった

村井和人さんが竹内まりやと歌ったシンプルな夏のラブソング

音楽ってやっぱりいい、なんだか病み上がりの心にジーンと響いたのでした


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