アンガーマネジメントで自分の未熟さと向き合う
はじめに(いつも書いてること)
このnoteでは、「仕事でも私生活でも心をラクにする(ワークライフハック)」をテーマに文章を書いています。
※「ラクする」というのは、「心身に苦痛などがなく快く安らかに過ごす」という意味で使っている言葉であり、シンプルに「サボる」という意味ではありません。
今回の内容
来月で6歳になる娘と過ごしていると、親としての足りなさ、人としての足りなさに気づくことがあります。
6歳になれば、自分の意思で言動することが多くなってきます(「あれをやりたい」「これをやりたい」という状態になってます)。
ただ、親として娘を見ていると、こうやった方がいいなと思って「こうやってみたら?」と導くこともあります。
それは、自分の経験として「こっちの方がいい」と判断して導いているわけですが、娘からしたら「なんでこっちがいいの?」となったりします。
その時に、自分としては「なんでこっちがいいか?」を言語化できないこともあります。
だから、「なんとなくだよ」と答えたりする。
娘は、僕の「なんとなくこっちがいい」というリクエストを受け入れてくれて、そっちを選択することもあります。
その後にグチグチと「なんでこっちに導いたの?」なんてことは言わないですけど、僕の中で「なんでこっちがいい」と導いたんだろうと内省が続きます・・・。
あとは、感情コントロールの側面は、日々自分の未熟さを感じる領域です。
親として想定する行動を娘がしない場合、親としての感情が少しマイナスに傾きます。
そのマイナスな状態では、娘に対して高圧的な言動が生まれてしまったりする。
仮に、自分の状態がプラスになっていたら、娘が同じ行動をしても優しい心で許せるだろうなぁと思ったり。
そんな時、自分には寛容さ・寛大さが不足しているなぁと感じたりします。
6歳だと、1人でやりきれないことがまだまだあります。
一緒にやったり、一緒に行ったり、一緒にやる必要があることがたくさんあります。
だから、子どもの行動パターンに合わせることも必要になってくる。
例えば、、、
🔶自分としてはもう少し寝ていたいけど、娘が起きたから一緒に起きるとか。
🔶自分としてはこれが食べたいけど、娘のリクエストは違うものだからそれを一緒に食べるとか。
🔶自分としては外に行きたいけど、娘は家で遊びたいと言うから家で遊んだりとか。
子どもの「こうしたい」を自分の意思に重ねて、「子どもがこうしたいと言ってるからやる」じゃなくて「子どもがこうしたいと言ってるからそれを体験させたい」というスタンスになってるつもりだけど、まだまだ足りない。
子育てのシーンで気づく自分の未熟さは、「子育てのシーンだから未熟」ということではありません。
子育てのシーンで垣間見える未熟さは、他のシーンで関わる人に対しても足りない側面だと思ってます。
親としての未熟さは人としての未熟さです。
組織で誰かを教育・育成する場面でも、振り返ってみて得られる「もっとこういう関わりができたな」と思う感覚は、子育てにおいて感じる感覚と似ています。
全ては自分の足りなさ、未熟さに行きつく。
その未熟さや足りなさは、自分の心の弱さによって生まれているものだと思ってます。
「自分がこうあるためにはこうなっている必要がある」という固定概念をなくすことも大切です。
子どもと向き合いながら、自分と向き合う。
子育ては、親として、人として自分が成長する機会なので、子どもを育てながら自分を成長させていきます。
感情コントロールについて、アンガーマネジメントの視点で少し振り返ってみます。
反射しないで6秒待つというのは、アンガーマネジメントにおける1つ目のテクニックです。
怒りが発生するような出来事が起こったら、反射的に怒るのではなく自分の中に理性を生み出すために6秒待つ。・・・これは本当に大切なテクニックだと思ってます。
僕が怒った後に、自分で後々反省してみると、「反射的に怒ってしまったなぁ」と思うことがほとんどです。
怒る基準とか、怒った時にどう反応するかとかは、自分の中で比較的うまくできていると思いますけど、「反射的に怒らないで6秒待つ」というのは、自分の中の本能と向き合うことなので、これが1番難しいと思ってます。
だからこそ、感情的になりそうなら、自分に言い聞かせるように「落ち着け」などと心の中で唱えるんです、何度も何度も。
何かががあった時には、心の中で「大丈夫、落ち着け」と自分に声をかけるだけで、反射的なパニックは防げるかなと思いますが、それと同じです。
言葉はなんでもいいので、とにかく何かしらの言葉を唱えます。
怒りだけじゃなくて、例えばミスが発覚した時などもそうかな。
「うわっ、ミスしてる、、、」と非常に落ち込むと思うんですけど、いずれにしてもその後の対応が待っているわけですよね。
「大丈夫だ、まずは落ち着こう」みたいな声を自分に言い聞かせて、その後の対応に冷静に移れるようにすると、気持ちに少しだけ余裕が生まれます。
ミスした事実は変わらないので、その後にどう対応するかが非常に大切ですから。
反射的な対応をしてしまうと、ミスが重なる可能性があります。
ミスを補うその後のフォローなのに、そこでもミスをしてしまったら自分で自分の首を絞めるようなものです。
怒りを相手に向ける場合、反射的な怒りは鋭さがあったりするので、相手を必要以上に傷つけてしまうことがあります。
そうならないためにも、反射せずに6秒待ってから対応する。
自分の心と向き合って、少しでも冷静に対応することを心がけましょう。
無意識レベルでできないことは、練習するしかできるようになる方法はありません。
できないなら練習する。・・・ただ、その前に、「なぜできるようになった方がいいのか?」という問いを立てて、目的を自分の中で整理するといいでしょう。
自分の感情をコントロールできるようになると、生きやすさが格段と上がります。
僕もまだまだ練習が必要なので、日々、自分と向き合っていきます。
自分の人生を豊かにできたら、周囲にいる人の人生も豊かにできる可能性が高まるので、そのためにも、自分の心と向き合っていきます。
感謝
今回も、読んでいただきありがとうございました。
他のnoteも読んでいただけると嬉しいです。
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