見出し画像

チームや組織が勝つために自分がやるべきことを想像する

はじめに(いつも書いてること)

このnoteでは、「仕事でも私生活でも心をラクにする(ワークライフハック)」をテーマに文章を書いています。

※「ラクする」というのは、「心身に苦痛などがなく快く安らかに過ごす」という意味で使っている言葉であり、シンプルに「サボる」という意味ではありません。

今回の内容

僕は小学校3年生から社会人2年目まで、18年間サッカーをやっていました。

なので、サッカーが本当に大好きです。

プレーするのも好きだし、観るのも好き。

サッカーはチームプレーでありながら、個人が個の力を最大限に発揮しないとチームとして勝つことができません。

だから最近は、組織づくりの参考にしています。

プロサッカー選手のインタビューを聞いていると、「自分の結果よりもチームが勝利することが大切です」と言っている選手が多いです。

「自分の役割の中で結果を残したい」というのは当然のことながら誰しもが思っていることですが、それが目的じゃなくて、チームが勝つことが大切。

攻めの選手であれば、自分が得点することも大切だけど、チームが勝つために自分が何をやるべきかを考えるという思考が大切で、そのプロセスの中に「自分が得点する」という個人の結果が存在しているということ。

興味深い記事がありました。

「前節は1対5で敗北しながら、リバウンドメンタリティーを発揮して今節は勝利した」という内容です。

ちなみに、1対5で敗北した試合、僕は娘と現地で観戦してました(その時に感じたことを別のnoteにまとめました)。

上記の記事には、こんな文章がありました(有料記事なので、抜粋は少しだけ)。

なんといっても寺沼の強さが光った。ゴール前の明確なターゲットができ、たとえ、空中戦で負けたとしても、相手は競り勝つので精一杯で思い切り跳ね返すことができず、近くにボールがこぼれることが多い。だからこそ、そのボールに対する予測もしやすく、二次攻撃につなげることができていた。また、1点目の場面のように、寺沼に対する警戒が強くなるあまり、他のところが空きやすくなる。「星文の周りはオイシイ」・・・選手たちは肌感覚でそう感じることができているのだろう。だからこそ、自信を持ってゴール前に飛び込んでいるようだった。

「ここら辺にいるとボールがこぼれてくる可能性が高い」「この周りはオイシイ」という感覚、とても大切だと思います。

チームとして勝つためには得点が必要だから、チームとして個人の強みを活かしながら得点までのプロセスを描き、そのためにそれぞれが何をすべきかを考えて実行する。

攻撃の選手に競り合いに強い選手がいるなら、守備の選手がボールを持った時にその選手にロングボールを入れて競り合ってもらう。

競り合いに勝つこともあるし、競り合いに勝てなくてもその付近にボールがこぼれてくる可能性が高い。

競り合いに強い選手にボールが入るとわかった瞬間に、周りの選手はボールがこぼれてくる場所を予想して動き出す。

チームが勝つために、得点するために、各ポジションの選手が自分のやるべきことを考えて、少し先の未来も想像しながら、チームメイトを信頼して動き出すわけです。

予想してアクションする。

これって、できそうでできないことだと思ってます。

サッカーにおいては、活躍できる選手とそうでない選手、ビジネスにおいても、活躍できるメンバーとそうでないメンバー。

その違いは、アクションできるかリアクションしかできないのか、ここに出てくる気がします。

過去に、アクションとリアクションについてnoteを書いたので、添付しておきます。

リアクションとアクションでは初動のタイミングが違うので、その行動の結果は明らかに変わってきます。

サッカーをやってる時、「予測するんだ」というのは指導者に言われ続けてきたことです。

当時は「予測が大事」という言い聞かせを自分にしていましたけど、リアクションとアクションの違いを理解している今は、「予測する」という行動に対する目的が明確なので、この状態でサッカーをやったら、現役の時とは違うプレーもできるのかなとワクワクします。

「チームが勝つために自分には何ができるのか?」を問い続けることが大切ですけど、その前提には、「自分はなぜこのチームを勝たせたいのか?」という問いに立ち返ることも大切です。

「自分はなぜこのチームを勝たせたいのか?」という問いに答えられなければ、「チームが勝つために自分には何ができるのか?」という問いを自分事化できませんから。

人事評価と等級制度について整理してました。ここにも書きましたが、「ここで頑張る」と自らで決めた組織に所属している自分が「なぜこの組織で頑張るのか?」を確立し続けることが必要で(自己対話)、それがあるからこそ、会社からの期待やクライアントからの期待に応えようとする意志が生まれるんです。

「自分はなぜこのチームを勝たせたいのか?」という問いに答えられるようになり、「チームが勝つために自分には何ができるのか?」という問いを自らに立て、それをやるための努力ができるようになると、仕事が楽しめるようになります。

やらされてる仕事からの脱却ができるので、心がラクになります。

そういう人が少しでも増えたらいいなと思います。

感謝

今回も、読んでいただきありがとうございました。

他のnoteも読んでいただけると嬉しいです。


この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?