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グスタフ・クリムト #2

グスタフ・クリムト / Gustav Klimt(オーストリア、1862-1918)

グスタフ・クリムトは帝政オーストリアの画家。女性の裸体、妊婦、セックスなど、赤裸々で官能的なテーマを描くクリムトの作品は、甘美で妖艶なエロスと同時に、常に死の香りが感じられる(若い娘の遺体を描いた作品もある)。また、「ファム・ファタル」(宿命の女)というのも多用されたテーマである。『接吻』に代表される、いわゆる「黄金の時代」の作品には金箔が多用され、絢爛な雰囲気を醸し出している。

クリムトは、同時代の多くの芸術家同様、日本や東アジアの文化の影響を強く受けている。日本文化への深い傾倒は、甲冑や能面などの美術工芸品を含むプライベートコレクションからも明らかで、1900年分離派会館で開かれたジャポニズム展は、分離派とジャポニズムの接近を象徴するイベントであった。特に浮世絵や琳派の影響は、クリムトの諸作品の基調あるいは細部の随所に顕著に見て取れる。

クリムトはかなりの数の風景画も残している。殊にアッター湖付近の風景を好んで描いた。正四角形のカンバスを愛用し、平面的、装飾的でありながら静穏で、同時にどことなく不安感をもたらすものである。

Wikipedia

ベートーヴェン・フリーズ

【制作年】1901 - 1902年(オリジナル)
                  1984年(原寸大複製)
【展示場所】セセッシオン(オリジナル)
      ベルヴェデーレ宮殿オーストリア絵画館(原寸大複製)
【サイズ】216 × 3438 cm

Portrait of Rose von Rosthorn-Friedmann

【制作年】1900 - 1901年
【技法】油彩、カンヴァス
【所蔵】ベルヴェデーレ宮殿オーストリア絵画館
【サイズ】190 × 120 cm

ユディト Ⅰ

【制作年】1901年
【技法】油彩、カンヴァス
【所蔵】ベルヴェデーレ宮殿オーストリア絵画館
【サイズ】84 × 42 cm

エミーリエ・フレーゲの肖像

【制作年】1902年
【技法】油彩、カンヴァス
【所蔵】ウィーン・ミュージアム
【サイズ】84 × 42 cm

水蛇 Ⅰ

【制作年】1904 - 1907年
【技法】水彩、羊皮紙
【所蔵】ベルヴェデーレ宮殿オーストリア絵画館
【サイズ】50 × 20 cm

女の三世代

【制作年】1905年
【技法】油彩、カンヴァス
【所蔵】ローマ国立近代美術館
【サイズ】171 × 171 cm

樹下の薔

【制作年】1905年頃
【技法】油彩、カンヴァス
【所蔵】オルセー美術館
【サイズ】110 × 110 cm

フリッツァ・リードラーの肖像

【制作年】1906年
【技法】油彩、カンヴァス
【所蔵】ベルヴェデーレ宮殿オーストリア絵画館
【サイズ】152 × 134 cm

アデーレ・ブロッホ=バウアーの肖像 I

【制作年】1907年
【技法】油彩、カンヴァス
【所蔵】ノイエ・ギャラリー
【サイズ】138 × 138 cm

ダナエ

【制作年】1907年
【技法】油彩、カンヴァス
【所蔵】ヴュルトレ画廊
【サイズ】77 × 83 cm

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