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【薬剤師の転職】ブラック求人を掴まされないために知っておこう

ネット上では薬剤師の転職サイトが溢れています。

理由はカンタン。薬剤師の転職エージェント会社が儲かるからです。

私がある転職エージェント会社から紹介された調剤薬局に就職した際、社長から「君を採用すると転職エージェント会社に紹介料として、君の月給半年分をうちの会社が支払わされるので、転職エージェント会社へは君を不採用にした事にするから、その転職エージェント会社とは君から縁を切ってくれ」。
これが私が正社員採用された社長からの初めての業務命令でした。

薬剤師の転職エージェント会社は、求職者へ求人票から表に出ていない離職率や福利厚生などの裏情報を教えます。また求職者が年収アップの為の交渉を転職エージェント会社が間に入って交渉するなど、自社のメリットを強調しますが、こんな求職者によって都合の良い仕事は滅多に無いのが実情です。

転職エージェント会社は求職者と求人元を繋いで転職を実現し、紹介料を求人元から受け取る事がメインの仕事なのです。

転職エージェント会社を利用して、自分の条件の適う職場にありつけた薬剤師だって居ると私は思います。

しかし私の事例は損ばかりしているのです。

薬剤師求人募集に積極的な町の薬局や病院が新規事業のために、転職会社を通じて大量な薬剤師募集をしているのなら実に良心的だと私は思います。
実際転職してみて、自分とはミスマッチングな場合もあるかもですが。

薬剤師の離職率が高くて、転職会社へ求人を慢性的に行なっている組織だって普通にあります。

私がある病院へ薬剤師の転職を転職サイトから斡旋して難なく転職しましたが、病院の薬局にある帳簿を閲覧したら、職場に存在しない薬剤師の記名が私が転職する前に数人あって、ある時期からゴッソリと消えて無くなっていました。
「これはおかしい!」と感じた私は院内の情報収集を始めました。

そこの薬剤師は医局や看護部、病院事務、そして管理栄養士からも嫌われていて、尊大で組織での自分の役割を理解する気が無い、病院スタッフの話を聴いていない、性格が卑屈で陰湿でした。
私は医師、看護師、病院事務との信頼関係が比較的良好であったため、薬剤師へのクレームへの謝罪や薬局の過去について教えてもらえました。
それは一時期薬剤師を数人一括採用するも、数ヶ月で退職されてしまうのも私は納得しました。

ネット上に散りばまれた転職サイトを利用するのは自由ですが、デメリットがある事を私はみなさんへ伝えたいです。

じゃあどうすれば良いの?

答えは3つあります。

ハローワークにしか求人を出していない病院や町の薬局には転職しない。薬剤師の採用にはコストが掛かりますが、ハローワークへ求人票を出して無料で薬剤師人材を集めたいな、自己中心的な経営者の下で働くのはロクな事がありません。
私自身にもそんな経験があります。

次に病院や企業が自身のウェブサイトで求人を募集している場合。
こちらは自分のスキルや実績を自己PR、給与などの待遇をそこの人事担当者から直接聴けますので、実際に転職するか否かを自分の裁量で決められます。

最後に『Wantedly visit』です。

アプリ『Wanted visit』

このアプリで自己プロフィールや使用しているSNSなどを登録すると、経営者や人事担当からメッセージが届きますし、自分から募集を探して会社へアプローチが可能です。
薬局に拘らず多種多様な求人を探せて良いです。

実際に私は、零売やオンラインなどを積極活用する薬局からスカウトのメッセージが届きました。私の事情にて即転職は不可能でしたが、その会社とメールでやり取りしてます。

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