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【グッと掃除が楽になる】汚れ防止のアイデアと、掃除がしやすい間取り、設備の紹介!

「予防掃除」をご存じですか?
お掃除が苦手な知的家事プロデューサーの本間さんが、掃除を楽にする方法の取材を受けた時に何気に口に出た言葉だそうです。現在では「予防掃除」で色々な方のたくさんのコラムや記事を見ることができますね。

「予防掃除」は言葉のイメージ通り、掃除を簡単に済ませるために普段からできる工夫のこと、ちょっとした豆知識を実践するだけで、普段のお掃除から年末の大掃除まで時間短縮ができます。また家がキレイに保たれることで毎日気分よく過ごせますね。

ここではそんな豆知識の中からいくつかを紹介するとともに新築やリフォームをする場合の掃除しやすい間取りの紹介や、お掃除しやすい今どきの住宅設備についても紹介します。



1.予防掃除のポイント


予防掃除に関してはいくつかポイントがありますが、大きくは2つでしょう。

①物を減らす

キレイと言われる部屋はスッキリと整頓されていて物が少ない印象がありませんか?物が少なくスッキリしていると、日々の少しのお掃除だけで、常に清潔で、きれいなお部屋を保つことができます。

日用品や、生活雑貨があふれている場合、どうしても細かなところにホコリがたまったり、空気の流れが悪くなり湿気がたまりカビが生えやすくなります。

・安くて便利そうという理由で、本来なくてもよいものを買っていませんか?
・またそのようなものがお部屋や収納の中にあふれていませんか?
・いつか使えるだろうと何年も収納されたままになっているものはありませんか?
・物を買うたびにたくさんのゴミが出ていませんか?
・それらの物を収納するためにカラーボックスなどを購入して、あとから邪魔になったりしていませんか?

まずはそういうよく陥りがちな生活習慣や家の現状を見直すことから始めてみましょう。
不必要な生活用品がなくなるだけで収納スペースに余裕ができ、お部屋においてある余分な収納棚やケースなどがなくなりスッキリと掃除しやすくなるでしょう。

②汚れが付く部分を事前にカバーする

普段の生活でよく使うキッチン回りやおふろ回りは、油や湿気でどうしても汚れが発生しがちです。
また窓回りのシーリング部分のカビなども普段の掃除だけでは予防しにくいでしょう。

そういった場所は、汚れてしまうことを前提でカバーなどの保護をして、汚れたらそれを取り換えるだけの状態にすることで、掃除の手間を省き、きれいな状態を長持ちさせることができます。

それではここから予防掃除の具体的な方法を5つご紹介します。


2.予防掃除の豆知識

① 冷蔵庫のべた付くホコリへの対策


冷蔵庫の上はホコリが溜まりやすく、キッチンのホコリは油を含んでいるので取れにくいものです。大掃除の時に冷蔵庫の上部を除いてべたついたホコリに唖然とする経験をされた方も多いのではないでしょうか?

その対策として、新聞紙やラップをあらかじめ敷いておく方法があります。これならば汚れたら交換するだけでOK!楽々お掃除が完了します。

② 拭き掃除をしてもすぐに積もるホコリへの対策

掃除をしても気付けば溜まっているホコリにお困りではありませんか?
静電気を防ぐ効果のある柔軟剤をバケツに入れた水に数滴たらして水拭きするとホコリや汚れが溜まりにくくなり、お掃除時間の短縮と回数を減らすことができます。

③ シーリング(コーキング)部分のカビへの対策

防カビ剤が含まれているテープというものが市販されて、とても人気でよく売れています。
このテープをお風呂場や洗面所・窓枠なのカビが発生しやすいシーリング部分に沿うように貼っておけば、カビの予防になります。

④ お風呂の鏡の水じみが取れなくて

鏡のウロコは水道に含まれる「二酸化ケイ素」と「炭酸カルシウム」の2つの成分が原因の水垢です。 特に、二酸化ケイ素が原因の汚れは簡単には落ちないため、日頃の予防が重要になります。
これに関してはアイデアというよりお風呂から出る前に鏡についた水滴をしっかり拭き取るというこまめな対策が効果的です。

⑤ 冷蔵庫の野菜室の汚れ対策

野菜くずや水分で野菜室は汚れやすいですよね、その対策としては新聞紙を敷いておくこと、汚れたら新聞を交換するだけできれいな野菜室が保たれます。四隅が立ち上がるように折れば捨てやすく、ゴミなどがこぼれ落ちる心配も無ありません。


3.掃除しやすい家とは


これまではその家庭でもできる豆知識をご紹介しました。次にこれから新築やリフォームをお考えの方へ、ホコリが出にくく、掃除しやすい家にするためにのポイントを解説します。

〈家の性能がお掃除を楽にする2つのポイント〉


  ①断熱性の高い家にする

断熱性の高い家では数少ないエアコンで家中を涼しく、または暖めることができます。そのような家では、いつも軽装で暮らすことができ、必要以上のカーペットや絨毯、過度な暖房器具などの室内の模様替えの必要がありません。

結果、ホコリを生むものや、たまる場所が少なくなります。また基本的に湿気も少ない為、気温差による結露、梅雨時期のジメジメに悩ませることが少なくなりカビやダニの発生をも防ぐことができます。

  ②気密性能が高い家にする

現在の家ではしっかりした換気計画が必要となっています。

気密性が良い家では、余計な隙間がないので約2時間で家全体の空気が澱むところなくしっかりと入れ替わります。

また、高性能なフィルターで小さなホコリも入れず、室内のホコリも排気口のフィルターで集塵されます。。
高気密高断熱の家はホコリが溜まりにくいのが特徴です。

〈間取りのアイデアでお掃除を楽にするポイント〉


  ①日常使いの出しっぱなし物を整頓できる個人ロッカー

通勤や通学、習い事で使うものや個人のスマホの電源など収納せずに基本使いやすく出しっぱなしになるものを1つにまとめて家族の個人ロッカーとしてランドリー空間を含めた帰宅動線にまとめた事例。

  ②生活必需品や買いだめのものをひとまとめに収納できるパントリー

共働きや、まとめ買いのスーパー、コロナでの長時間在宅を経験して、食料や日用品の買いだめの傾向は年々高まっています。そういう買いだめのものからごちゃごちゃした日用品をすっきり収納できる大型のパントリーの設計が人気です。
さらに収納かごでも整理しておくと、棚の掃除も楽になりますし、そのかごに入りきらない不必要なものの買いすぎも防ぐことができます。


4.お掃除が楽な今どきの住宅設備を紹介

お掃除やメンテナンス性に関して、キッチンやお風呂、トイレなどの住宅設備は日々工夫され商品化されています。

ここではキッチンのカウンタートップ、とレンジフード、ユニットバスの床に関して今どきの商品をご紹介しますので参考にしてください。

①人造大理石よりさらに扱いやすいセラミックのキッチンワークトップ

キッチンのワークトップでよく使われるのがステンレス、人造(人工)大理石、そして今回するセラミックの3種類です。それぞれの特徴がありますがセラミックは比較的荒らしい素材で人造大理石よりは高価ですが、耐熱性た耐汚、メンテナンス性 、耐久性において優れた素材です。お手入れが簡単で、通常キッチンの上やカウンター周りにおいてある鍋敷きも必要ありませんので、見えないところにしっかり収納しておけます。
また、汚れのしみこみや変色も少ない素材です。

②油で汚れにくく掃除もしやすいレンジフード

キッチンのレンジフードの油汚れのために予防掃除ではあらかじめフィルターをはったりしてファンやフィルターを保護します。
最新商品ではその手間さえ必要ありません。まずはセンサーで確実に油煙を吸い取り、回転ディスクの働きでファンに届く前にほとんどの油分を除去し、専用トレーにためる仕組みになっています。
普段のお掃除は清流版を拭くだけ。3カ月に1回、回転ディスクとオイルトレーを水洗いすれば良いのです。

③水はけがよく汚れにくいユニットバス

一昔前のお風呂はタイルで冷たく、お風呂後の床の水切れもよくありませんでした。現在のユニットバスの床は断熱性に優れているばかりでなく、サッと水分が乾き、かつ汚れが付きにくいものになっています。さらには入浴後、ボタン一つで除菌洗浄ができ、シャワーで床を流していた場合と比べると節水効果も大きい仕組みもできています。


5.まとめ

今回は少しでもお掃除の手間を省くためのすぐにできるアイデアの紹介と、お掃除を楽にするための家の性能、間取り、最新設備機器の紹介をしました。そもそも家が汚れない暮らしの実現で、清潔かつ、時間にゆとりが持てる楽な生活をしましょう。



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