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フリーランス歴10年のパパが40歳でスタートアップの正社員になった話

約10年間のフリーランス時代を経てIPテックスタートアップWunderbar(ヴンダーバー)にジョインした渡辺(わたなべ)。

3児のパパでもある彼が、40歳の節目にフリーランスから再就職を決意した理由とは?

今回は渡辺にこれまでの人生やこれから挑戦したいことについて伺いました。

【渡辺一弘 / AR(アカウントリレーション)】
高校卒業後、自転車で書類を配達するメッセンジャーとして就職したのち、未経験でシステム開発会社の営業に転職。そこでWeb業界に興味を持ちはじめ、SNSメディアを運営する会社の企画営業担当となる。その後、Web制作会社での修行を経て、10年間ほどフリーランスを経験し、Wunderbarにジョイン。

40歳の節目で自分のやるべきことを見つけるまで

ー メッセンジャー(配達員)として就職したあと、未経験でシステム開発会社の営業に挑戦したきっかけは何ですか?

そもそもメッセンジャーは特殊な職業だと思うんですが、中学生のころからスケートボードやピストバイクといったストリートカルチャーが好きだった僕としては自然な選択でした。

この職業にとても誇りを持っていましたが、22歳のとき妻が妊娠したタイミングで仕事中に大きめの交通事故を起こしてしまったんです。命の危険が伴ううえに収入も不安定。所帯を持つ男のけじめとして不本意ながらも社会的に安定している会社員になろうと決心しました。

当時、パソコンはほとんど使ったことがなく、タイピングも全くできない状態だったのですが、知り合いのご縁でシステム開発会社の営業として就職することができました。

ー そこからだんだんWeb業界に惹かれていったんですね。

そうです。最初の頃は手書きで日報を書いて、それを見ながら指一本でタイプする日々でした。そこから、徐々にITという世界に魅力を感じていき、特にWeb業界に関わってみたいと思うようになりました。そこで数年後に、SNSメディアを運営する会社の企画営業として転職をしました。

ー 安定を求めて会社員になったあと、フリーランスに転向した経緯について教えてください。

28歳のときに、居酒屋を経営していた父が病で急死したのですが、それがきっかけとなって自分の心境に大きな変化がありました。

小さいながらも自営業で生きてきた父のように、自分も自分自身の力で食っていけるようになりたいという気持ちが芽生え、思い切って退職しました。

それからは、地元の先輩が経営していたSEOを中心とするWeb制作会社に修行をしたあと、様々な業界・事業の立ち上げのお手伝いをして、気づいたら10年くらいになっていましたね。

ー そんなフリーランス時代を経て、再び正社員に戻ろうと思ったのはなぜですか?

昨年40歳という節目を迎え、残りの人生と自分の成長について考えたとき、今の自分が持っている実力の範囲内でしか仕事をしていないことに気付いたんです。そこで信頼する相手に相談してみたところ、就職という選択肢を提案されました。正直、就職は全く頭になかったんですが、相談したのに行動しないわけにはいかないと思い、その日に転職サイトを3つくらい登録しました(笑)。

ー 再就職先として、Wunderbarを選んだ理由を教えてください。

最初はタレントサブスク事業をやっている会社という認識だったのですが、面談でCTOのやなさん(柳澤)から「うちは単なるタレントの肖像利用ではなく、IPを軸においた会社なんです」という説明があり、とても衝撃を受けました。

というのも、僕には子どもが3人いて、真ん中の子が現在芸能活動をしています。なので、彼が活動する芸能界がより良い環境になってほしいという想いがずっとありました。

面談を受けて、もしそのためにできることがあるならば、それは自分がやるべき仕事だと強く感じましたね。その気持ちは選考が進むに連れ、確信に変わっていきました。「もうこれは自分しかいない」と。

おかげで就職する気がない就職活動のはずだったのに、最終面接では、ボードメンバー全員と熱い抱擁を交わしてジョインすることになりました(笑)。

Be Myself 「みんな違ってみんな良い」を体現した組織

ー Wunderbarではどのようなお仕事を担当されていますか?

AR(アカウントリレーション)を担当しています。お客様に、『Skettt(スケット)』を通じてタレントを起用して本当に良かったと思ってもらうためのお手伝いをする仕事です。

そのためには、タレントさんの宣伝素材を提供するだけではなく、お客様の事業はどんな価値を顧客にもたらすのか、それを伝えるためにどんなメッセージを発信していくのかについて理解する必要があります。

そして、そのメッセージの代弁者としてベストなタレントは誰か、どのような表現がより心に突き刺さるのか。これまでタレントが培ってきた経験や人柄、人生のストーリーを照らし合わせてプランニングするのが僕の役割です。

ー 入社されて1ヶ月くらいになりますが、Wunderbarのお仕事で印象的だったことはありますか?

今は研修も兼ねて新規のお客様に『Skettt』の事業説明をしているのですが、最初はとても緊張してしまい、ただ資料を読み上げるだけで精一杯でした。

そんなときにCEOの長尾さんが「なべさん(渡辺の愛称)は営業しようとしないで、今のなべさんのままで大丈夫です」と言ってくれたんです。おかげでとても気が楽になりました。それをきっかけに、カンペを見ずに自分が思う『Skettt』を自然に伝えられるようになりました。

これを機に、僕の座右の銘は「Be Myself(自分らしく)」になりました(笑)。

ー 座右の銘のお話が出ましたが、他にお仕事をする上で意識していることはありますか?

企画を考えるとき、前提の理論や客観的な視点を意識するのはもちろん、心が動くのはどんな表現なのかについてこだわって考え抜くようにしています。理論的な思考に憧れつつも、実際は感情先行型なんだと思います。

ー 一緒に働いているメンバーの印象についてはいかがですか?

Wunderbarにはみんな違って、みんな良いという空気感があると思います。

だからこそ、今の自分に足りていない部分を隠さずにいられるし、そのおかげで適切なフィードバックをもらうことができます。それぞれが良さを引き出し、補い合う。そんなチームだと感じています。

ー 現在はどのような働き方をされていますか?

オフィスに出社しています。

コロナ禍になる前からリモートワーク中心の生活だったのですが、以前よりもオンオフのメリハリがついたので、効率的な働き方ができている気がします。メンバーみんなの士気が高いので自然と気持ちも引き締まりますね。

深みのあるIPを大量に保有しているWunderbarでチャレンジしたいこと

ー ARとして、IPや『Skettt』にどのような可能性を感じていますか?

もう可能性しか感じていないです。IPの定義はすごく広いのですが、『Skettt』で切り取るとタレントの肖像権になると思います。

ただ、ARとしては、単に肖像権にとどまらず、タレントさんが培ってきた経験や人柄、これまで歩んできた人生そのものがIPに含まれると解釈しています。その本質的な価値を理解していないと、IPを扱うことはできません。

そんな深みのあるIPを大量に保有している『Skettt』の可能性は無限大ですね。

ー そんな可能性に満ち溢れたWunderbarでどのようなチャレンジをしていきたいですか?

IPマーケティングといえばWunderbarの渡辺さん」と言ってもらえるような存在になりたいですね。経済メディアからご意見番として呼ばれて、自身がIPとしても活躍できるようになれたら嬉しいです。

そのためにも『Skettt』をきっかけにタレントを起用し、ゆくゆくはテレビCMまで出稿するようなスケールの実績をたくさん作りたいです!

ー 渡辺さんは個人のXでもIPやマーケティングに関する情報を積極的に発信していますよね。

そうなんです。みなさんの参考にもなれば幸いです。


今回はARの渡辺にフリーランスからWunderbarへのジョインを決意した理由や今後の展望について伺いました。

人生の節目節目で自分を見つめ直し、家族と自分のために人生の舵を取ってきた渡辺。我が子の芸能活動を支えるため、そしてIP業界を前進させるための彼の挑戦はまだ始まったばかりです。

Wunderbarでは「自らを超越し、世界を沸かせ(Going beyond yourself)」というミッションを軸に、IPの力で多くの人に笑ってもらえる、驚いてもらえる世界を一緒に作りたい人を募集しています!

\Wunderbarは一緒に働く仲間を募集しています/


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