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大自然の科学教室

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2022年度年間事業の大自然の科学教室です。 実験室を飛び出して、大自然のフィールドで科学を学びます。 科学館のないこの地域で、目一杯科学を楽しむ一年に♪
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記事一覧

2022.11.05 「熱気球の実験」

今回が最後の大自然の科学教室です。 「但馬や鳥取の子ども達に、科学のとびっきりの楽しさを!」 と夢と希望と実験グッズをしこたま車に詰め込んで、毎回たつの市から通ってくれた中田先生。 さーて、今回はどんな実験が飛び出すでしょう? 今回は空気を温めるとどうなるだろう?という実験です。 4年生はもうすぐこの単元ですね!タイムリー。 ハンドパワーで1円玉を動かす実験も。 けれど、念力ではなく、これも科学。スタッフ松岡は、温める繋がりで石焼き芋を焦がさないよう、必死に作ります。

2022.10.22 「大気圧の大実験」

「残念なことに、ドラム缶に穴があいていました。」 イベントが近づいていた先週、中田先生から衝撃的な連絡がありました。 えー!ドラム缶をへこます実験なのに、ドラム缶が無いなんて!!ということで、スタッフ松岡、駆け回ります。幸い新温泉町の車屋「コバック」さんがドラム缶を提供して下さり、事なきを得ることが出来ました。 しかも、とても親切なコバックさんは、ドラム缶をピカピカにしてくださり、会場まで運んでくれ、「こんな面白い活動を子ども達とされているのですね!応援してますよ!」という

2022.10.8 「草木染めの科学」

今回は香美町にやってまいりました!ケビの大池キャンプ場。 こちらに暮らす自然体験の達人、岸本文枝さんに草木染めを教えていただきます。 昨年度は春に草木染めをしたのですが、今回はどんな植物で染めるのでしょう? 今回の材料はコブナグサと栗のイガ!みんなでチクチク刺さりながら拾い集めます。 おや、中田先生、イガよりも栗の実の方を物欲しそうにジッと見つめております。 さて、沢山材料集めてきたら、煮出して染色液を作ります。 その間、みんなは思い思いにハンカチをゴムで絞ります。

2022.09.24 「光の三原色!手作りイルミネーション」

夜のイベントってワクワクしちゃーう♪ 今回は光の三原色を楽しく学びます! まずは、色の三原色ってなんだろう? 中田先生が3日かけて手作りした「三原色まぜまぜマシーン」登場。 毎回のことながら、中田先生、メインじゃないちょいネタにも全力をかけてくれています。 ありがたやー。 さて、皆さん覚えているでしょうか。 OHPという昔懐かし学校アイテムを。 パソコンの到来と共に世の中からすっかり忘れ去られていましたが、今回は新温泉町中を探し回って見つけていただいた(以命亭の川夏さんに

【2022.09.03 炎色反応でキャンプファイヤー】

土砂降りの中、続々と皆さん集まって参りました。 本日は炎色反応の大実験! 様々な薬品や怪しげな手作り実験器具を次々と体育館に並べる中田先生。 公民館が炎に包まれるのでは、と不安いっぱいな表情で見つめる久斗山地区公民館長。 期待と不安の入り混じる大自然の科学教室、スタート! さて、炎色反応の解説をしている中田先生ですが、土砂降りの雨音で何言っているかちっとも聞こえません!マスクが憎い。 フィーリングで伝わると信じて進みます。 まずは折り紙の実験。さて、折り紙のなかで、燃や

2022.08.21 ソーラークッカー作り

今年一番晴れてほしいイベントは曇り空と共にスタートです。 今日までの数週間、一心不乱にソーラークッカーを研究し続けた中田先生。 日々スタッフ松岡のもとにメールで送られてくる、様々な形の試作品ソーラークッカーと茹で野菜の数々。 きっとここ数週間、中田先生とご家族の胃袋は茹でじゃがいもでいっぱい。 開始早々、皆さんの前に並ぶ試作品ソーラークッカーの数々。 箱型、傘型、お花型、中華鍋型。ソーラークッカーこんなに色々あるんだ!! もう銀色のクッカー達に囲まれて、中田先生神々し

2022.08.06 イカの解剖&カレー作り

今回の会場は、海辺の漁師町「居組」。「入り組んだ土地」という意味が名前の由来とも言われる通り、迷路のような路地を歩いて皆さん来てくれました! 本日は感染対策の為、3グループに分かれて活動です。 1グループは解剖班!鳥取大学大学院生「只野くん」がイカ先生です。 イカの血液は何色?イカの心臓は3つもある!? 食卓に並び、すっかり知った気になっていたイカの新たな一面を、解剖をしながら次々と暴いていきます。 おやおや、解剖で取り出したイカの目の水晶体を、大切そうにダイレクトに

2022.07.09 海水で豆腐作り

北前船の寄港地、諸寄に大集合! 本日は、なんと海水で豆腐作りに挑戦です。 まずは海水浴場で海水を汲みます。 汲み終わった瞬間、雨がザー!! ギリギリセーフです。 大丈夫、スタッフ松岡は晴れ女ですから。 今のは雨に降られたうちに入りません、ギリギリセーフです。 海水を無事汲み終わったので、諸寄基幹センターへ移動して豆腐作り開始です。 大豆をミキサーで潰し、おからと豆乳に分けます。 今回は感染対策の関係で3グループに分け、他のグループは実験! ダイラタンシー実験、人工イクラ

2022.06.25 草笛を作って学ぼう!音の科学 

「もの凄い山道で、本当にたどり着くのか不安でした。」 そんな皆さんが辿り着いた本日の会場は、久斗山地区公民館です。 今回のスペシャル講師は「久斗山のクモ博士」の異名も持つ「山本一幸さん(イッコーさん)」。 クモ博士、本日は笛を吹きます。 「では、散策しながら草笛の材料を探しましょう、と思ったのですが、シカが全部食べちゃって全然ありません。」 開始早々、悲しいお知らせを伝えるイッコーさん。 そう、ここ新温泉町でもここ10年で急激にシカが増え、あらゆる植物を食べ尽くしている

2022.06.12 虹の箱づくり

今回の科学教室は、あの見慣れた太陽の光を分けて虹を作るという試みです。 中を覗けばいつでも虹に出会える、そんな夢のような箱が手に入る! みんな 「どんな箱だろう?」 と期待で胸を膨らませてやってきました。 そんなみんなの前に並ぶのは、中田先生とスタッフ松岡がドラッグストアやスーパーなどから掻き集めてきた「おかき」や「コピー用紙」の段ボール。 「え。。。これで大丈夫?」 皆さんの不安そうな視線がザクザクと突き刺さって痛い。 大丈夫!私たちを信じておくれ! カッターでくり抜

2022.05.28 「プランクトン観察会」開催しました。

開始時刻、スタッフ松岡に講師の中田先生からお電話が。 「頑張ったけど田井の浜に辿り着けません。今県民サンビーチです。」 ひーーー!先生、全然違うところにいる!! 慌てて学生スタッフさんにお迎えに行ってもらいます。 本日のイベント、波乱の幕開けです。 今回は、田んぼ、川、海のプランクトンを採集して、観察してみよう!というとても欲張りな企画。 まずは田んぼでの採集です。 持ち主の方にご挨拶を終え、早速みんな網をフリフリ! 小さなプランクトンは目に見えないので、泥を掬っている

2022.05.21 「植物実験アラカルト」開催しました。

いよいよ始まりました「大自然の科学教室」。 受付を終えると、スタッフ紹介です。 今回は、おもしろ科学実験マスターの中田先生の他に、強力な助っ人として「只野くん」と「河合くん」が来てくれました。 2人は鳥取大学で、バイオ燃料として注目される「ジャトロファ」という植物を研究しています。 遥々鳥取からジャトロファ抱えてやってきてくれました。 只野くん「ジャトロファは『サポニン』という成分が含まれているから、こうやって吹くとシャボン玉ができるんだよ。ふー!あれ?ふー!ふー!あれ?

大自然の科学教室 始動!

さて、今年度も地域の子ども達に贈る様々な体験始まります! 第一弾は「大自然の科学教室」です! 実はスタッフ松岡、趣味は科学館めぐり。 それぞれの地域には特色のある科学館があり、子ども達の知的好奇心をくすぐる仕掛けがいっぱい。 ところがどっこい、新温泉町の周りにはそんな大好きな科学館がなく、さめざめと泣き暮らしておりました。 そして、はたと気づいたのです。 なければつくればいいじゃない! 今回講師をつとめてくださる「中田真一先生」は、ダイナミックな科学実験を次々繰り出し、