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君の瞳に映るもの《エッセイ》

どうしても、この時期は気分が下降気味。
躁になっても、早くに沈み鬱に傾く。

こんな自分に疲れたな…
もう終わりにしたいな…

精神科以外にも、2つの病院に通っている。
毎日、安定剤とそれら別の薬も服用する。

そういう日々や、身体的な痛みに限界は来ていて
今薬をどうするべきか、もう一度医者に相談するべきか悩んだ今朝。

鎮痛剤が効かない痛みに、心は折れ身体は悲鳴を上げる。
それでも朝が来れば目が覚めて…を繰り返し。

さっき、小腹が空いたので仕方なくチョコレートを食べた。(正直、きちんとしたご飯が食べられなくなっている)
本当は少し身体を動かして、カロリーを消費しなくちゃいけないけど、今日は自分を甘やかしてしまえと部屋に戻って布団を見た。
さっきまで一緒に居た場所に、愛猫が同じ体勢で私を見つめてきた。

私が戻るのを待っていた。
その事だけで、胸が詰まった。
もう10歳のシニア。
けど私からしたら、お姫様のまま。
生まれてから2ヶ月位に、知人から譲り受けた。

その時から変わらず、ずっと私の中では仔猫のようなまま。
名前を呼べば小走りに来て、人の足に纏まりついて
必ず私の傍に香箱座りする。

可愛い可愛い子。
だけど、この間2回目の病院でシニアだからなりやすい症状に、また罹っている事が分かった。
次の診察は来月頭。

もう10歳…まだ10歳…。

けれど、私達人間よりも何倍もの早さで歳を取る。

愛犬も今年で10歳。少し寝てる時間が多くなり、顔も歳を重ねた。

どちらもかけがえ無い存在。

私はこの子達にどれだけ救われ、支えられてきただろう。
私は何かを返せているのかな…


窓を全開にして見上げた青空。
少しだけ揺れるカーテン。

今はあまり深く考えたくない、心配事。
静かな時間にまた身を沈める。


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