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覚醒剤を求めて -4

現実逃避をしたかった
死にたかった
どうにかなりたかった

メンヘラ

市販薬、処方薬、OD
アームカット、リストカット
脱法ドラッグ、煙草、酒

とにかく楽になるため、もしくは
こんな駄目な自分を痛めつけるための手段だった

1番現実逃避出来たのはOD
数時間後に最悪吐いたとしても
私は苦しまなきゃいけない人間なんだという
メンヘラのよく分からん悲劇のヒロイン気質を刺激して
ODという行為に依存し、肯定できた。
でも毎回毎回同じ。
辛くなって、ODして、失敗して。

当時、脱法ドラッグが流行り
普通に路面店があり、購入していた。
違法か違法じゃないかみたいなのも曖昧な時代だったことも後押ししたかもしれない。
私はついに今までのラインを超えてしまう

覚醒剤
テレビのニュースでよく聞く薬物
急に興味が出てきた
覚醒剤でどうなるからやりたいとか、そういうのじゃなく、ただ漠然と。
違法なものをやってみたいっていう好奇心だったかもしれない。
本当に急に。
何故だかは今でも分からない



今ではもう名前も聞かなくなってしまったmixi
それが最も流行っていた時代で
その中にはコミュニティというものがあった。
自分の趣味や自己紹介的なものに入って
様々な人と交流する場所だ。
そしてそこには明らかに覚醒剤絡みだろうというコミュニティがあったので早速入った。

顔出しのアイコンにしていたからか
そのコミュニティに入っている人からDMが届いた


男って本当に気持ち悪いな…
内心そう思いながらもある意味チャンスだと思っていた


そうしてDMを送ってきた人とやり取りしていくうちに
実際に会うことになり、
私はその時初めて覚醒剤を体験することになる

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