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シャブ中×メンヘラ -1

「別れよう」 今日言おうと思ってた言葉をやっと出せた 引越しの準備、 相手と色んなお店を車で回り、手伝ってもらった後 私は言った 相手は勘づいていたのか予想外だったのか どちらかは分からなかったが沈黙し 淀んだ空気が漂った 続きを吐き出す 「友達に戻ろう」 別に今後一生会わないよう提案しているわけじゃない 付き合ったのはその場の流れで 私の本心じゃなかった これは相手にも失礼になるし自分の為にもならない だが今思うと酷い女だ 散々相手を利用した挙句、やっぱり好

    • 再開 -4

      久しぶり 元気してる? そんな感じで連絡した気がする 数年前に不安に耐えられなくなり振った彼氏 久しぶりの挨拶のあと、メッセージや電話でやり取りし 彼が今シャブをやってることを知った。 辞めたんじゃなかったの?と聞いたら 1年前ぐらいからまたやり出したそうだ めっちゃタイミングいいじゃん。 私の下心とばっちりリンクするタイミング ダイエットする為にやりたい、 売って欲しいと頼むと 一緒にやろうということに あーまたキメセクかなと思った けどもう相手を好きな感情はない

      • あやまりの傷

        憎しみで戻ってきた8年前 すれ違う人をもしかしてと振り返る仕草も 心の片隅に残ったそれを 新しい水でいっぱいにして追い出そうとした時も 今になればすべてが懐かしく思える 君のためにつけた傷もいたみも 君が私のために流した涙も 下げた頭も すべて間違っていた だからすべてを背負って生きていくよ あの時君を間違った白い血で塗らなくてよかった 今はただ元気でいて 忘れられなくて何度も連絡してごめん 君が私のことを忘れてますようにと 今は願う

        • ダイエットと覚醒剤 -3

          昔からよくダイエットをしてはリバウンドをしてを繰り返していた。 昨今でこそ、筋トレや運動をして、 健康的にダイエットをするのが根付いてきたが 昔は危険なダイエットをしてでも痩せるのは正義、 私の年代ではガリガリでなきゃ太っている という認識の人が、 特に外見を気にする女性に多かった。 そしてそういう女性を求める男性の声が さらに後押しさせた。 私は身長が高い方ではあったが 50キロを越えると太っているという認識があったし、実際に当時のセフレからよくデブと言われ、極度の食事制

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        シャブ中×メンヘラ -1

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        • 2人目のシャブ中
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        • 1人目のシャブ中
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          恋人から別れ -2

          2人目のシャブ中と出会った頃、 相手は炙りで私がポンプ(注射)という状況だった。 一緒にキメようとなった時、 シャブ中ご用達の針や筒が細い注射器があまり手に入らなく 仕方なくネットで買うことになった。 かなり針が太い注射器を使って血管に入れることになり それを見た相手はドン引いていたが 後にそんな彼ががちがちのポン中になるとはね。 これだから覚醒剤は怖い。 そういえばこの時から私は自分で注射するようになっていた。 まぁ注射できる人がいなかったから自分でするしかないという状況

          恋人から別れ -2

          メンヘラルーティン〜地獄への入口 -1

          メンヘラの良くない所 それは異性に依存するところ 例に漏れず私もそうだった為 1人目のシャブ中と別れたあと 私は他のシャブ中と連絡を取っていた。 その人ともmixiの同じコミュニティで出会い、 しばらくやり取りしたあと、電話などしていた。 丁寧な感じの人で物腰柔らかく 私は直ぐに懐いた。 その最中に前の彼捕まったことを知り、 ものを全部処分することになるのだが 長いので割愛。 もしまたどこかで書く気になれば その時の状況など詳しく書こうと思う。 話は戻って、 新しく出会

          メンヘラルーティン〜地獄への入口 -1

          ガラスパイプとメンタル -9

          もう刺すのが嫌だと言ってから 彼は私用にとガラスパイプを用意してくれた。 それから私は注射器とガラスパイプの 併用になった。 と言ってもメインは注射器で 血管に入らなくなってきた後半からはガラスパイプという感じだ。 けれど肺に入れる方法も上手くなく 注射器ですらただおしゃべりしたくなるぐらいの体感な為、 ガラスパイプの炙りじゃほぼ何も感じなかった。 ただの気休め。 後に直腸接種する方法も試すがこれもまた別の機会に書こう だけどガラスパイプを用意してくれてからは 彼もそこま

          ガラスパイプとメンタル -9

          シャブ中ドンギマリの注射事情 -8

          あれから時間は少し経ち 1人目のシャブ中と付き合うことになった。 そしてまた会う時には お互い覚醒剤を入れたが、 この頃から私と相手がいる時間が長くなり、 覚醒剤を追う回数も増えたからか、 私の腕からシャブが漏れる回数も多くなった。 私が特に嫌だったのは何度も追い討ちしていると 針が血管に入らなくなってくるという所。 医療従事者でもなく素人が しかもドンギマリの状態で 形として見えない血管に入れるんだから そりゃ上手く刺せないに決まっている。 さらに当時は知らなかったが 覚

          シャブ中ドンギマリの注射事情 -8

          効き目の実感 -7

          そのあとは体調が回復し、 ホテルで残りの時間を過ごそうとしている間、 私は荷物を広げ、 過ごしやすいよう整理をしていたが 不思議となにからなにまで気になっていた。 これをここに置く、あれを出す、 あ、あれはどこだったっけ。あ、これはそうだ… あれ?あの途中だった、あ、そういえば… これは大袈裟ではなく 本当にこんな感じ。 次から次へと思考が飛ぶ このような状態に 最初は自分でも気づいていなかったが 作業を続けてからというもの 数十分も経っていたのだ。 相手は笑っていた

          効き目の実感 -7

          キメセクの正直な感想 -6

          初めて覚醒剤を入れ、 少し具合が悪くなったがそこまでじゃなかった。 横になって少しゆっくりしていれば おさまる感じで安心した。 体感としては 入れた瞬間、頭に嫌な痛みがきたぐらいで 他は特に何も無かった。 相手が私より後に入れたか先に入れたか忘れたが 横になっている私の隣に来た。 なんとなく密着される… そのあとは、まぁそういうこと。 ラブホテルで男女が二人 私たちの体の中には覚醒剤。 覚醒剤をキメると感度が物凄く上がるとうっすら聞いたことがあったが あれは嘘だ

          キメセクの正直な感想 -6

          初めての覚醒剤 -5

          頭にキンとした衝撃 それが覚醒剤初体験の第一印象 ……… mixiでDMを送ってきた人としばらくやり取りが続いた。 その人とは当時 お互いが住んでいるところが遠かったのだが、 一度会ってみようという話になる。 もちろん会った当日はそれをやる約束をした。 やり取りの中で写真を1枚だけ送ってもらっていたが、その時の画質のせいもあってか相手の雰囲気はよく分からなかった。 そして当日 初めて会ってびっくりした 結構インパクトの強い男性で ガタイはがっちりでふくよか 髪が長い

          初めての覚醒剤 -5

          覚醒剤を求めて -4

          現実逃避をしたかった 死にたかった どうにかなりたかった メンヘラ 市販薬、処方薬、OD アームカット、リストカット 脱法ドラッグ、煙草、酒 とにかく楽になるため、もしくは こんな駄目な自分を痛めつけるための手段だった 1番現実逃避出来たのはOD 数時間後に最悪吐いたとしても 私は苦しまなきゃいけない人間なんだという メンヘラのよく分からん悲劇のヒロイン気質を刺激して ODという行為に依存し、肯定できた。 でも毎回毎回同じ。 辛くなって、ODして、失敗して。 当時、

          覚醒剤を求めて -4

          依存

          一度経験したことは時間の流れと共に薄れはするが 二度と忘れられないと思った しかも依存と向き合い続けるには一生付き合っていかなければならない 常に自分と戦い続けている だから例えば友人が 覚醒剤に興味を持ち、軽く炙りだけやってみたいと事前に言ってきたら私は止める 経験しない方がいい事はしないに越したことない。 そういうのに興味がある人間は、 抵抗がなければもっととエスカレートしてしまう可能性が高い そしてシャブは比較的どんな状況でも相性がいい だからより危険だ 私の2

          知らされる真実 -3

          取り調べはとにかく事細かく聞かれ、 1回の使用量やその時どんな変化があったか、 2人で何を何時間していたかなど 気持ち悪いほど追求された。 そんな中刑事が私に対して聞いてきた 「彼、君に何歳だって言ってた?」 え? 思いもよらない質問をされ 私の頭は混乱した 何歳って、〇〇歳だけど、なんでそんなこと聞くの…。 「〇〇歳って聞いたけど…」 私の混乱した様子に 刑事さんはなんとも言えない表情で言う 「あぁー…そうなんだね、実はね…」 そう言って彼が年齢を嘘ついて

          知らされる真実 -3

          取り調べ -2

          「じゃあ彼と出会ったところから教えてくれる?」 私は取調室にいた。 彼が捕まって、関わりが深かった人として 内偵され、 家宅捜索をされ、 警察署に行き、 尿検査をさせられた。 結果、 私の体からは何も出なかったが 彼の携帯の履歴から様々な文章を見せられる 「これ、彼が君に送ったメールだよね? 一緒に使ってたんじゃないの? 証拠もあるんだよ。」 分厚いファイルにまとめられた何百枚もの紙をめくり、 該当の箇所を私に見せた 「これ、なんのお金? 彼の口座に振り込んでるよ