「資本」=価値軸という意識を変えるために
あけましておめでとうございます。
年末年始に本を読んで考えたことを久しぶりにまとめてみたいと思います。
年末年始に読んだこの二冊。
【人新世の「資本論」】
【ビジネスの未来】
この2冊の本を読んで「資本」に飲み込まれそうな自分を見つめ直す時間になりました。社会人になり「資本主義」というシステム自体に対しての疑問を落ち着いて考えることができていなかったですね。
本を読んでいて思い出したのは大学の時に友達と話していた「資本主義の価値軸の話」です。
端的に言うと、「縦軸を幸福度とした時に横軸に何が来るか」
〇現在の価値軸
今は「資本」(≒収入、お金)が価値軸として横軸になっています。上記の2冊でも前提として取り上げられている内容です。現在一般的に考えられている「幸福度」と「資本」の関係は、線形とまでは言えませんが対数的な関係になっているかと思います。
では「資本」が価値判断軸だと感じる時はどんな時か?
一番感じるのは「給料いくらか」という話をされる時です。いろんな場面で結局お金が価値軸として使われています。所属しているコミュニティでもお金での価値判断が多いと思います。
〇今後の価値軸
友達と話していた今後の価値軸について。
その時は横軸を「自己実現度」になっていく、していかないといけないと議論していました。
*自己実現度:自分が目指したい世界観に対してつながっている行動をできていること
年末年始に改めてこの2冊の本を読んで今やはり資本主義に囚われており、それでは地球・社会が限界を迎えていると思い知らされました。
そして、これからの価値軸は2軸ではなく3軸で考えようと思います。
その3軸とは、「自己実現度」「持続可能性」「幸福度」、地球の持続可能性も考える必要が出てきます。
資本主義というシステム自体を議論している【人新世の「資本論」】、【ビジネスの未来】を読んで考え直した価値軸についてです。
〇日常で意識を変えるために
二冊の本でも資本主義が変わる必要性が書かれています。
では日常で「資本」という価値軸から意識を変えるためにどうすればいいか。
大きなことを実施するのは難しいですが、単純に話す内容を変えていきたいですね。
これまでの「いくら稼いでいるのか」というお金の価値軸の話から、「自分が目指している世界観にいかにつながっているか」という自己実現度、そして「いかに持続可能か(地球を搾取していないか)」という持続可能性の価値軸の話へと変えていく。
お金を挟むことで価値判断をするのではなく、単純に「今幸せか」を話せばいいんですね。
そして、そういった話ができるコミュニティを作り、それを広げていく。
まずは会話という行動で「資本」からの脱却を意識していく。
そこから始まると年末年始の読書で感じ、久しぶりにnoteにまとめてみました。
小さな行動から変えていきたいですね。
また、価値軸についてアップデートがあれば更新していきたいと思います。
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