偏頭痛持ちの人は妊娠合併症になりやすい
ブリガム・アンド・ウイメンズ病院(Brigham and women's hospital)の研究により、偏頭痛持ちの人は妊娠合併症になる確率が、偏頭痛持ちでない人に比べて高いことが分かりました。
女性は男性に比べ偏頭痛持ちの人が2倍から3倍多く、また子供を産める年齢層の18歳から44歳に特に多いと言われています。
研究結果によると偏頭痛持ちの人はそうでない人に比べ
早産の可能性が17%高い
妊娠高血圧症の可能性が28%高い
子癇前症は40%高い
と分かりました。
かなり大きい割合で妊娠合併症が増えていますね😔
その一方で生まれてくる子供の低体重とは関連は見られなかったそうです。
また面白いことにアスピリンを最大で週に2回服用した偏頭痛持ちに人はそうでない人に比べ早産の確率が40%低かったそうです。
この結果により偏頭痛持ちの人でも早産の確率が減らせる方法はあるということですね😊
ただどれくらい飲むと良いのかなどはまだ研究が必要です。
今回の研究では、医者に偏頭痛持ちと診断された人だけを対象にしているので、偏頭痛を持っていても病院に行かずに診断を受けていない人は含まれていません。
かなり数の人は診断を受けていないと思うので、研究の対象となる人がまだまだ少なくなっています。
また偏頭痛がどうして妊娠合併症のリスクと関わっているのかはっきり分かっていません。
そもそも偏頭痛の起こる理由が解明されていないです。
妊娠合併症の他にも、偏頭痛は心臓血管病との関連性も発見されています。
その中でも脳卒中が特に多いそうです。
偏頭痛は脳の神経血管性の病気なので、脳が体に指令を出すときに問題があると病気につながっているのかもしれません。
世界中には少なくとも10億人の人が偏頭痛に影響されているみたいです🥶なのでもっと研究が進んで悩む人が減ったら良いですね。
今回の研究により、偏頭痛持ちの人は妊娠出産時に注意が必要とわかったので妊娠合併症を防ぐのに役にたちますね💭
参考にした文献とサイトはこちらです。
この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?