初めて　認められたいという承認欲求をいだく相手は　両親ではないだろうか？

昔　とあるSNSで　たまたま知り合った男の子がいた。
たしか　19〜20歳くらい。

その子は　いつも「キレイになりたい」と言っていた。
もともと美形の男の子だった。

なんでそんなにキレイになりたいのかと聞いたら
お母さんが　自分のことを醜いと言うからだと言う。

彼のお母さんは　フランス人形が好きで　家にはたくさんのフランス人形が並べられており　いつもそれと比較され
「あなたは醜い。」と言われ続けてきたそうだ。

私や　他の人に　どれだけ　「あなたは美形だ」と言われたところで　彼には　無意味なのだ。

彼が認められたいのは　お母さんだけ。
お母さんに　美しいと思われたい。愛されたい。

彼は整形した。　これで自分は　お母さんに認められる美しい顔になるのだと信じて疑わなかった。

彼は鼻を整形したのだが　それがどうも気にいらなかったらしく　「もとに戻したい」と泣いていた。

その後また　鼻を整形することにしたという連絡があって以降　彼からの連絡は途絶え　彼が　その後どうなったのかはわからない。
ただ　たまにふと思い出しては
母の呪縛から解放され幸せに暮らしているといいなと
願う。