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読書「アサギマダラ 海を渡る蝶の謎」 佐藤英治著 山と渓谷社 自然観察のすすめ

1 本書
海を渡る蝶として有名なアサギマダラの生体と、その調査について、撮影と調査を継続されている佐藤さんが書かれました。アサギマダラに魅せられているのは、佐藤さんだけでありません。たくさんの一般の大人と子供が、調査に関わっており、小学高学年であれば、読めるように書かれているので、親子で読むをお勧めします。
南の島から一度本州の北側まで北上した後、また南の島に戻る不思議な生態、すきとおるきれな羽、ふわふわと優雅に飛ぶ姿。本を読んでから、近所で実際の姿見ると、見方が変わるでしょう。東京でも郊外であれば、見るチャンスがあります。

2 この本との出会い
NOTEの最初の投稿が蝶の図鑑で、後に写真集を一冊紹介しました。虫や蝶に夢中になっていたのは、中学生時代までですが、その後も、旅や、山登りの間に、観察を楽しんでいます。
アサギマダラの渡りは、なんとなくしかわかってなかったので、科学的な知識を得ようと読みました。

3 自然観察のすすめ
なんでもかんでも、コンピュータ―が答えてくれるように感じる世の中になりました。本当に追及すべきは、そこに答えがないことで、虫、植物、鳥など、生き物はそのよい例であり、身近な存在です。子供が親と一緒に楽しんで、わからない世界を追求するのに、自然観察はうってつけ、だと思います。
私の場合は、先生と、先生が紹介してくれた研究者さんに巡り合い、中学生時代に、中学生としては大人な生き物観察をしてました。同級生、友達には話せない(理解してもらえない)こと、あえて言わないことに夢中になった経験が、今、思うと重要なんですね。自然観察の経験は、今の自分に役立っています。

写真1は長野県の志賀高原でみたアサギマダラ
写真2は本書の表紙(著者撮影)
写真3は大阪市立自然史博物館の機関紙の表紙
  1983年にアサギマダラを調べるサークルを始めた日浦功さん
    (故人)の追悼特集のコピー。

写真1


写真2
写真3

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