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私の嫉妬その6:運動神経が良い

かけっこはビリ、最後になって逆上がりができるようになる、一輪車で一切進めずにこける、ドッヂボールでボールが取れない、バスケやサッカーで足を引っ張る、ダンスのリズムが取れない。

とにかく子供の頃は運動ができなくて苦労をした。中学生ではバレーボール部で、バレーボールはそれなりにできるようになったが、他の球技はからっきし。高校生では弓道部だったがまったく上達しなかった。

周囲の運動神経の良いやつは私のできないことを当たり前かのようにこなしてしまう。みんななんでできるのか、私はなんでできないのか。負けず嫌いな私はそれに嫉妬する。

学生、とくに小学生の頃は運動神経の良さがスクールカーストに直結しがちだ。運動神経が悪い上に小柄でパワーもなく、すばしっこさもない私はもれなく下の階層であまり楽しくない小学生生活を送っていた。小学生に戻りたいなんて心の底からまったく思わない。

中高と上がるにつれて運動の割合が薄まってくるが、それでも運動ができて程よい筋肉質な男性はモテるし、スクールカーストも上位だし、モテるし、モテるし。運動ができるやつがどれだけ羨ましかったか。

大学生にもなると人前で運動することが滅多となくなり、運動神経の悪さを発揮せずに済むことに安堵した。スクールカーストもないようなものとなったし、比較的気楽に過ごせたように思う。むしろ、頭の要領の良さで得する機会が多かったかもしれない。

とはいえ、運動ができないことへのコンプレックスは大きい。子供の頃の思い出というのはしつこくこびりつくものだ。運動ができないことなんて気にしなくてもいいのに運動が得意な人を羨んだり、自分に劣等感を感じる。

スバ抜けてなくていい。少しだけ、ほんの少しだけ運動ができれば……。まあ、それを含めてみんな違ってみんな良い、、、だなんて言葉はいらない!

ブログとはまた違ったテイストです。