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きれいごと言ってもプロフィール写真はだいじ【#5 マッチングサイトリポート】

意外なことに、毎日のようにいろんなメッセージが届きます。世の中にこれほどパートナー探しをしている男性がいることに驚いています。だいたい同年代の方々で“探し回って”いるので、メッセージはアラ還さんです。

😊没イチ・アラ還がなぜこんな運びになったのか、⬇から先にお読みいただけるとうれしいです。

どっこい、このアラ還からみつけるとなると、プロフィール画像見ているだけで絶望的な気持ちにもなります。どの写真もみごとにシワシワぶよぶよ爺さんばかりです。(自分を思い切り棚上げ中ですいません!!) 極々稀にステキな紳士もいますが、プロフィールをチェックすると前回述べたような肝となる条件が揃いません。

もちろん、中身がいちばんだいじなので、今さらルックスはどうでもいいともいえます。条件があい、パーソナリティーが良ければそれでいいのですが、心のどこかにそれでも“せっかくのセカンドチャンス”なんだから、ちょっぴり理想を追いたいという気持ちもあるわけです。(←「贅沢言うな」という声、はい受つけますがごめんなさい!!聞きません😆)

自分を鏡に映せばアラ還そのもののくせに、それでもわたしの脳内では、トム・クルーズが今年還暦、ブラッド・ピットが来年還暦なんだから、ここまでイケてなくても、ステキに歳を重ねた王子さまがきっといるはずだと希望が捨てきれません。(自分棚上げ力半端ないなー😅)

ある日、年齢のわりにはしっかり自分磨きをされている方から「あなたに興味があるので是非お返事下さい」とのメッセージが届きました。プロフをチェックするとミシガン州出身ですが、現在はウィスコンシン在住の方だったので、お返事せずにスルーしていました。ウィスコンシンはミシガン湖を挟んだ隣の州なので近いといえば近いのですが、後に面会という運びになると遠方だとめんどくさいと思うからです。

無視していたら2度目のメッセージが来ました。それでも無視していたら3度目が来てしまいました。「あきらめが悪いのか、よほどわたしのプロフィールを気に入ってくれたのか、アジアンフリークか?……」と思いながらも、とりあえずは何度もメッセージありがとうのお礼と、できれば州内で、もう少し年齢の近い方を望んでいるのでとお断りのメッセージを返信しました。彼は68歳でした。

確かにプロフィール画像から見るとほかのぶよぶよ系とは違い、筋肉質でいい体をしていて健康そうです。載せてる写真もグランドキャニオンのど真ん中でニッコリとか、激流の川下り中とか、絶景の中でのロッククライミングとか活動的なものばかりです。

こんな暮らしをしている方かと思うだけで、別格レベルにエリートで健康そうですから、わたしがお断りしたことにカチンと来たのかもしれません。

「年齢なんかただのナンバーです。私はそんじょそこらの同年齢の人とは格違いに自分をメインテインしているし、必要ならどこの州だろうと飛んでいきますから、少なくとも一度は私を前向きに検討すべきです」と来た。

なんとまあ、自信たっぷり!!😳


確かにかっこいいのですが、なんと言うのでしょう、かっこいいけどこの自惚れぶりもさることながら、単純にわたしの趣味とは合わないかっこよさだから、生理的に受け付けません。

こういうのはもうしょうがないでしょう。

「ステキな方」と認めた上で、わたしの求めている方とはちがうのでと丁寧にお断りしたのですが、「きっと後悔するぞ!」と捨てセリフを残されてびっくり。😆 いゃぁ、いろんな方がいますねぇ。😂 

この件の直後でビビっているところに、今度はマイルドなメッセージが届きました。

"Hi. I liked your profile and I find you attractive. looks like we have much in common. I would love to get acquainted and see if mutual chemistry for connection. " (ハイ、プロフィール気に入りました。魅力的です。たくさん共通項がありそうです。よろしければ知り合い繋がれるビビッと感が存在するか確かめ合いたいです) 

紳士的な最初のアプローチなのでさっそく、プロフィールを確認してみるとおー!!ブラッド・ピットそっくり!!

キターー!!😍

もちろん、Mackさんのこともあるので、まったくもって写真は信用なりません。Mackさんはサバ読み写真1枚だったけど、この方はたくさん写真を載せています。おまけにステキなバーで撮っている横顔とか、キラッとした🍷グラス片手にかっこいいスーツ姿で決めていたりとか、それはもう映画の一シーンのように、背景にまで拘った写真が何枚も載せられているのです。
ヤルな!😍

ここであらためて気づきました。わたしにスルーされている疎いおっちゃんはプロフィール画像にあまりに気配りが足りません。ぼけた画像、画像自体が横向き、自撮りの背景に散らかった部屋がそのまま映っていたり、汚いバスルームの鏡にスマホをかざす自撮り、家族の顔出し写真……いろいろです。

そんな画像の選び方からもパーソナリティーは垣間見えます。あまりに下手な写真ということは、スマホやパソコンの扱いレベルが低いことがわかります。汚部屋で平気というのは論外。家族の顔出し写真を平気でこのようなサイトに載せる時点で、個人情報に対しての意識が低すぎるわけなので、頭の中もその程度ってことが伺えます。

脱線しました。ブラッド・ピットに話を戻します。

さて、そのブラピはわたしの住むところからはほんの1時間ほどの町にお住まいのようです。彼のプロフィールの文面がこれまたすばらしい。要約すると、

人生はすでにじゅうぶんにドラマチックですから、特別なドラマは求めてはいません。ただ、魅力的で、愛情豊かで心優しい、知的で誠実、正直で思いやりがあり、人を気遣うことのできるセクシーな女性とゴルフ、カヌー、キャンプ、スキーボート、ダンス、ビーチでのロマンチックな散歩、夕日を見ながらただ手をつなければうれしいです。

その後、チャットを始めてからの個人的な彼の自己紹介でデトロイト周辺で長年、音楽関係の仕事をしてきて、自らもミュージシャンとしてギターを演奏していたことを教えてくれました。

なるほど、クールさを保つことも職業柄必要だったわけです。ブラピぽさを維持できているのもあながちフェイクではないかもと勝手に想像しつつ、もとミュージシャン、プロデューサー、レコーディングスタジオ運営……と自己紹介が進むほど、親近感を覚えました。

というのも、うちの末息子がまさにソレ系なので会話が噛み合ってしまいます。そのうちに、好きなバンドの話しや昔の活動、同世代なので音楽の話でも盛り上がりチャットがとっても楽しみになってきました。

ただ、この世界で生きることに今は疲れてしまい、完全にリタイアされているとのこと。会話が弾むことはわかったところで、彼のほうから「是非会いましょう。自分はいつでも時間を合わせられます」と言って来ました。

わたしは「いいですよ」と答えたもののオミクロン騒ぎが深刻になってきたので、まずはビデオチャットからはじめませんか?実際にお目にかかる前に、今何をしていてこれからどのように生きていきたいのかも知りたいと言ったら返事が来なくなりました。

わたしの勝手な推察ですが、これまでの会話の内容から、彼はイケメンぶりを武器に落とせそうな人にアタックするジゴロ系な気がしてきました。売り込み方を知っている、話しがメチャ上手くて、メッセージの送受信の間もよく考えている。ただのアラ還のおじさまにしてはできすぎです。

冷静に考えれば、わたしは大学教授だった夫を持つアジア人未亡人で家もあり、子どもはみな成人しているわけですから、単純にわたしってエジキになりやすそうです。😜

一瞬でも、春が巡ってくるかと思ったけど、そう容易くはないことが日々わかってきます。今さらですがなかなかの人生勉強の場となっています。

できれば、ほんとにブラピみたいかだけは知りたかったので会ってみたかったです。残念。

次行きましょう!!


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