決意で塗り固めていた心を
不意にアジテイトされて

ふよふよとした断面が
久し振りに顔を覗かせる

昨日に打ち克つ方法を
僕は電車の二両目に忘れてきた

後ろ振り向いて 過ぎ去った
風が一段深くなった

迷いを力に、漂っているよ
今日に自信を持てる日ばかりでないこと
君は嘆いてるけど
はじめから終わりまで
なにも事件の起きない物語を
誰が読むと言うの