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裁判の傍聴に行ってきた

役にも立たない日々の中で、ときどき趣味というか時間つぶしに、裁判の傍聴に行くこともある。民事事件なら地方裁判所、家事事件なら家庭裁判所で、どちらも霞が関だ。

今回傍聴した事件は離婚裁判の事件で、原告が妻で被告が夫、双方とも40代、たぶん子供はいない共働き夫婦だった。TVドラマさながら、傍聴席には妻側の応援団と思し召し同年代の女性軍団が4名いたのには驚いた。

夫は公務員、夫婦はマッチングアプリで出会い、夫は学歴詐称(中退なのに、マチアプのプロフでは早稲田大学卒業と書いていたらしい)くらいまでは良くある話として、何だか雲行きが怪しくなって来たのが、夫の公文書偽造&公金の横領話や、夫が妻の勤務先に強盗に入った話が出てきたころから(;゚Д゚)。

それに対抗するように夫側は、逆に妻から夫へのDVや、妻の異常な監視(今どこに居るのか写真を送れ!等こと細かな妻から夫への指示)、精神障害の話や、妻からのDVに堪えかねて夫が自殺未遂を4回行った話など・・・いろいろ盛り沢山な双方の主張のバトルで、下手な映画を観ているより非日常な時空間だった。

休憩なしで気が付けばアッという間の3時間が過ぎ、to be continuedで第1話終了、次回へ続くで閉幕した。第2話がどうなるのか、不謹慎とは思うがドキドキわくわくの胸騒ぎを覚えた。NHK朝ドラの虎に翼ではないが、時代や世相をモロ反映した裁判の傍聴は面白い。
#note   #エッセイ   #高齢者   #フリーター   #役立たず
【記】やく・たたず(屋久 佇(竚))

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