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生活


Solo店主の山下です。

たまにお客様が「note見てます!」とお伝えして下さる時があって、
日記のような、なんでもないことをつらつら書いているだけなので、特に有益なことはないのですが、嬉しいですね。
逆に何者でもないから書けるというか、特に恥ずかしいこともなく。

今日もつらつらつらと書いてみます。

お店をオープンして1ヶ月。
生活に馴染んできたような、生きるように働いている感覚。

珈琲を点て、音楽を流し、カトラリーを磨き、冷えたお皿にケーキを盛り付ける。
私が出来ることはちっぽけなことかも知れないけど、
例えば、久しぶりに会う友人との時間に使ってくれる人がいたり、
夕方、その日の締めくくりに珈琲を一杯飲みに来てくれる人がいたとして、
なんだろう、1日のどこかで夢を見たような気持ちになってくれたらいいな、
次の日また頑張ろうと思ってもらえるといいな、なんて思いながらお店に立っています。

Instagramにも書いたのですが、
喫茶店やカフェは無くても命や生活に関わることではないのかも知れないけれど、
私はあったらとても助かります。
ゆっくりさせてもらっては、元気をもらったり、本を読んだり、思い耽る。

そんな助かるお店にしたい。
私にとってカフェはそういう場所なので。

店主になって、より強く思うのは、
レジ前で"ありがとうございます"と送り出したら、あとは祈ることしか出来ないので、どうか皆さんご無事で、と思っています。

そういえば、この間山形のbeiさんの珈琲豆を注文して、愉しんでいます。
これも不思議な縁というか、繋がりで。
いつかお会いしたいな、と思う。

Hare/Ame


ブレンド2種類を注文し、名前はHareとAme。
届いたその日は雨だったので、Ameから。
お湯を沸かし、豆を挽き、ネルドリップで抽出する。
カップを温めて、珈琲を注ぐ。
自分のために淹れた一杯。
淹れている時から山形のことを考えていたけど、
一口飲むと、祖母と畑に行ったことや山菜を採りに行ったことがなんだか思い出された。
珈琲も、記憶も良かった。

袋の後ろにこんな言葉が書いてあった。
「晴れの日には枝葉を伸ばし、雨の日には根を伸ばす。」

どんな日だって少しずつ進んでいる。

ありがとうございます。文字を書くことの励みになります。