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世界一デジタル化が遅れた日本の音楽界に革命を起こす?音楽マーケティングブートキャンプ第二期募集開始!!

 昭和の高度成長が成功しことで、その時の仕組を守ろうとして経済が衰退をしているというのは、日本の様々な領域で起きていることですが、音楽業界はその典型的なパターンになっているという事実は、このnoteで様々な観点から書いてきました。

音楽市場はデジタル化している


 わかりやすく例示すると、音源市場におけるデジタル比率です。既にフィジカル(パッケージ)は8割で、ストリーミングが6割になっています。2割弱のパッケージ市場の約半分は日本なので、世界の音楽市場は、ほぼデジタル市場になっている訳です。

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 一方、日本の音楽市場はまだ75%以上がパッケージです。

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 これがわかりやすくレコード業界が衰退している理由です。世界の録音原盤市場(もうレコード市場と呼びません。Recoreded Music Industryです)は、2014年を底に、V字回復しています。牽引しているのはSpotifyを始めとするサブスクリプション型ストリーミングサービスの伸長です。
 10数年前に日本の大手レコード会社の経営者が「日本はデジタル化を極力遅らせる」と意思決定したことがこういう結果を招いているのですが、それを今嘆いても仕方ないことですね。

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だから日本の音楽デジタルマーケターが必要だ

 そんな日本の音楽界で、最も必要なのは、デジタルコミュニケーションが主流になった音楽市場で、的確なマーケティングができる人材です。残念ながら既存の音楽業界には、ほとんどいません。市場規模を考えると1000人以上は必要なのですが、僕の見立てでは、日本の業界全体で20人に届くかどうかというのが現状です。

 世界で一番デジタル化が遅れた、しかし世界二位の市場を持ち、潜在的には海外でも稼ぐことのできるクリエイティブ力を持つ日本の音楽界を革命的に活性化したいというのが、音楽マーケティングブートキャンプを始めた僕の動機です。
 嬉しいことに第一期の集まってくれた30人は逸材揃いでした。みんな熱量高く、ビジネススキルが高い人も多く、これは日本の音楽界をDXする震源地になれると確信しました。
 第一期の講座レポートはこちらにまとまっています。

他に類を見ない音楽マーケティングブートキャンプの価値

 ブートキャンプの価値ポイントは2つです。
1)今、音楽デジマに取り組んでいる(数少ない)マーケターのリアルな証言とサービス事業者側の生の意見に触れられる
2)実際のアーティストのマーケティング(実戦)に挑戦できる

 他にこういう場は、日本にしばらく登場しないでしょう。
 忙しいみなさんが、日本の音楽界のUPDATEのために協力していただいて本当にありがたいです。みんなと危機感は共有しています。
 1000人以上必要な音楽マーケターという職業が求められていること、そして今からなら日本一になれるチャンスがあること。これが僕がみなさんにアピールしたいポイントです。お待ちしています。

 もう今は、アーティストとマーケターがいれば、音楽ビジネスは成立します。僕は自分の出自であるマネージメントという職域はまだ必要だと認識していますが、インディペンデントアーティストと優秀な音楽マーケターがデジタルサービス上でヒット曲を出す時代の到来については確信しています。その到来を一日でも早く、一曲でも多くというのが願いです。

 来週説明会やります。今、申し込むと10/31に行われる第一期の成果発表会を聴講できるという特典があります。実際のアーティストのデジタルマーケティングを二ヶ月間行って、どんな悩みや成果があったのか発表を通じて知ることができるでしょう。最優秀チームは、MARKEZINEにインタビューが掲載されるというビッグな副賞があるので、熱いプレゼンになると思います。お見逃しなく!!

<関連投稿>
MARKEZINEに、音楽デジタルマーケティングに関する寄稿と、広告業界側で音楽に最も詳しい高野修平くんと、宇多田ヒカル、いきものがかかりの宣伝プロデューサーとして活躍する日本No.1マーケター梶望さんと、それぞれ対談が掲載されています。是非、ご覧ください。


モチベーションあがります(^_-)