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Kindle出版 原稿の書き方~Word変換まで

1.構成&文字量


私はいつもGoogleドキュメントで原稿を書きます。

今回は、Googleドキュメントを使用して原稿を書く方法をお伝えします。

本を数冊読んでみてください。

本の構成としては、だいたい以下のようになっているはずです。

・はじめに
・目次
・第一章
 1.
 2.
 3.
・第二章
 1.
 2.
 3.
・第三章
 1.
 2.
 3.
・おわりに

個人が出版するKindle本では、だいたい1万字~2万字が平均的です。

一方で、紙の本は、8万字~10万字なので、1冊読むのに2~3時間ぐらいかかってしまいます。

あなたの本に2~3時間も費やしてくれる方はいったいどれほどいるでしょうか?

そもそも、10万字書くのもめちゃくちゃ大変です…。

わたしも一度挑戦しましたが、死にそうでした。

ちなみに、文字量が多すぎたがゆえに書籍の質が下がったため、お蔵入りしました。

Kindle本は、スマホで読むことができ、スキマ時間に読む方が多いため、文字量が多すぎる書籍は好まれません。

Kindle本は、短時間でサクッと読める本がオススメです。

しかしながら、ページ数が少なすぎると、読者の満足度が低くなってしまいます。

もし読者の方にとって文字数稼ぎのためだけの不必要な文章で、無駄な時間をとってしまうのであれば、あえて短く簡潔にするのも手です。

逆に書きたい内容がたくさんあると、それに応じてボリュームも増えていくと思います。

文章が長すぎると、読みきるのに時間がかかってしまい、最後まで読まれずに終わってしまうという問題もあるので、その際は分冊(上下巻)にするなどして、読者が飽きてしまわないように工夫しましょう!

一例です↓

https://amzn.to/3Wlb9N4

この2冊は私の代名詞ともいえる書籍です。

過去12冊出してきましたが、もっとも読まれています。

ご興味ありましたら、一度手にとってみてください。


平均的な読書スピードは、「1分間におよそ400字~600字」と言われています。

仮に、読書スピードを400字として計算すると、

1万字なら、25分
1.5万字なら、37.5分

となります。

1冊に30分前後であれば、最後まで読んでもらえるハードルが一気に下がります。

1万~1.5万字程の原稿を書くとするなら、以下のようになります。

・はじめに(1000文字)
・目次
・第一章(3000文字)
 1.(1000字)
 2.(1000字)
 3.(1000字)
・第二章(3000文字)
 1.(1000字)
 2.(1000字)
 3.(1000字)
・第三章(3000字)
 1.(1000字)
 2.(1000字)
 3.(1000字)
・おわりに(1000字)
自己紹介
コンテンツ紹介

これで1万字以上になります。

第一章から第三章まで偏りなく、書くことがポイントです。

文字量が極端に少なかったり、内容が薄っぺらいと、離脱される可能性が高くなります。

どちらにしても、読者が必要な情報を十分に得られるような内容を意識しましょう!


2.Googleドキュメントで原稿をつくる方法

Googleアカウントを持っていれば、Googleドキュメントを使用することができます。

Googleアカウントを持っている前提で話を進めていきます。

Googleを開くと右上に以下のような画面が出てくると思います。

点が9つある部分をクリック

下にスクロールしていくと、「Googleドキュメント」が出てきます。

「Googleドキュメント」をクリックします。

「空白」をクリック

以下の画面になればOKです。

ここで原稿を作成していきます。

私の原稿(『凡人サラリーマンが副業で結果を出す 真・時間術』)の一部をお見せします。

左側が目次、右側が原稿です。

目次設定の仕方は、後ほどお伝えします。


・はじめに
・目次
・第一章 1日24時間をどう生きるか
 1.今のあなたはこれまで積み上げてきた時間の集積だ

この順番で書くとするなら、このような形になります。

ページを変更したいところで、Ctrl+Enterを押してください。

すると、一本の長い線が出てきます。

見出しが変わるごとに改ページを行ってください。

これでどんどん原稿を書き進めてください。

3.誤字脱字チェック

原稿が完成したら、誤字脱字をチェックしていきます。

私は何度も何度も読み返します。

最低でも5回ぐらいは読み返します。

誤字脱字や表現方法まで細かく見ていきます。

それでも必ずと言っていいほど誤字脱字があります。

よくよくみると、商業出版の本でも誤字脱字が見つかります。

1か所、2か所なら特に気にはなりませんが、何か所もあるとちょっと読者に失礼ですよね。

印象も悪くなります。

自分で読み返すと「絶対あっている」という先入観があるため、なかなか誤字脱字が見つかりません。

そこで、オススメするツールが、チェックツール「Enno」

コチラを使用してください。

必ずといいほど、誤字脱字はあります。

誤字脱字のミスは極力ゼロにしましょう。


4.引用に関すること

引用文献はどんどん使ってください。

ただ、使い方を間違えると著作権の侵害にあたります。

著作権の侵害にあたる例を以下に記しておきます。

①他者の文章を引用元を明記せずに、自分の文章として記載
 
リライトツールで自動で書き換えられた文章をつかう
 
③自分が体験していないことを自分の体験談として書く
 
引用元の内容が、全体の40%以上のボリュームを占めている
 
⑤引用元の内容が、本の主題となっている

一般的に知られているノウハウやデータなどを引用するのはOKですが、他者の体験を自分のことのように記載してはいけません。
 
また、引用してきた内容が本の主題となっており、

あなたのオリジナルの文章が全体の60%未満

または、

引用文の補助的な内容(感想、考察など)にとどまる場合も、
 
著作権の侵害にあたりますので気をつけましょう!
 
最終的に、引用文も含めた原稿の内容が著作権侵害に当たらないかは、コピペチェックツールで確認することができます。


無料で使えるのは一度に4000文字までですが、回数制限がないので原稿が完成したら4000字以下に分けてそれぞれチェックしていきましょう。

一般的に引用してきた内容が40%以下であれば、別の本(記事)として扱われます。

そこは特に念頭において、書籍の執筆にあたってください。

※ひとつだけ注意があります。

コピペチェックツールだと、なぜかWordやGoogleドキュメントより文字数が多くカウントされることがあります。

そのため、最初は3800字程度でコピーして、ツールでは何文字になるか確認するのがおすすめです。
 
平均29秒で結果が出るので、その間に次の4000文字をコピペしてどんどんチェックさせちゃいましょう。

40%以下になることをお忘れなく!

5.目次設定の仕方

原稿がすべて書き終わり、誤字脱字もすべて修正できれば、目次設定をしていきましょう。

「見出し」にしたい文章をドラッグします。

左上に標準テキストと出てきますので、ここをクリックして見出しを選択します。

第一章 1日24時間をどう生きるか?→見出し1
1.今のあなたはこれまで積み上げてきた時間の集積だ→見出し2

このような形でどんどん見出しを作っていきましょう。

見出しがすべてできれたら、『はじめに』を改ページにして1ページに空白のページを作ります。

そのページに目次を挿入します。

挿入→目次(一番下にあります)→青いリンク

一番初めのページにこのように目次が出てきます。

これで目次設定の完成です。

本文を書き始める前に「章」と「見出し」を書いておけば、楽に原稿作成ができます♪
 
見出しができたら、その下に直接的本文を書き始めましょう。
 
ご参考までに、私の12冊目(『凡人サラリーマンが副業で結果を出す 真・時間術』)の、実際の「章」と「見出し」を下記に記載しておきます。
 
あなたの本に合わせて、文言を変えてご使用ください。

章と見出しは、Word、Googleドキュメント上で「見出し」設定をしておくことで、後ほど「目次」として自動的に生成されます。
 
新規で章、見出しにしたい文章には
同様に(見出し1、2)などの設定をしてください。

はじめに(見出し1)

第1章 1日24時間をどう生きるか?(見出し1)
 1.今のあなたはこれまで積み上げてきた時間の集積だ(見出し2)
 2.人生を変えたいなら3通りしかない(見出し2)
 2-1.考える時間を増やす(見出し3)
 2-2.行動する時間を増やす(見出し3)
 2-3.考える時間と行動する時間を増やす(見出し3)
 3.人生を変える成功法則(見出し2)
 3-1.努力量(見出し3)
 3-2.方法(見出し3)
 3-3.熱意(見出し3)

第2章 行動できないのはあなたが弱いからじゃない(見出し1)
 1.そもそも人間は行動しないようにできている(見出し2)
 2.現状維持バイアスという鎖(見出し2)
 3.現状維持バイアスの鎖をほどくには⁉(見出し2)

第3章 「知らない」を減らすことに時間を使う(見出し1)
 1.行動できないのは、知らないから(見出し2)
 2.まずはインプットに時間を費やそう(見出し2)
 3.読書に時間を使うワケとは⁉(見出し2)

第4章 「時間の使い方」を変えないとヤバい理由(見出し1)
 1.自分を磨く時間がないと危険(見出し2)
 2.「ライフワーク」に時間を使おう(見出し2)
 3.今の時代にそぐわないもうひとつの厳しい生き方(見出し2)

第5章 時間術の目的は、24時間を濃密にすること(見出し1)
 1.時間は一次元ではなく二次元で考える(見出し2)
 2.集中力がないと貴重な時間を無駄にしている(見出し2)
 3.「集中力」を鍛える方法は2つ(見出し2)

第6章 時間をつくる『覚悟』はあるか(見出し1)
 1.時間をつくる目的は何か?(見出し2)
 2.私が時間を作る真の理由とは(見出し2)
 3.選択は常にトレード・オフの関係(見出し2)

おわりに(見出し1)

参考文献(見出し1)

https://amzn.to/3gS2Ubg


6.Wordに変換

ファイルをWordに変換します。

ファイル→ダウンロード→Microsoft Word(.docx)

Wordに変換できれば、あとは出版手続きをするだけです。

お疲れさまでした。


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