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あなたの家のお雑煮はどんな感じですか。

お雑煮って地域によって全然違うらしい。
家庭によって全然違うらしい。
ちょっと調べただけでいろんなタイプのお雑煮が出てきて、地域の特色が表れるのが面白い。

何年か前に、お宅のお雑煮食べさせてくださいってお箸を持って突撃する系の番組を見たことがある。企画者の気持ちがよくわかる。
レストランなどで食べるものじゃないし、それぞれの家庭に秘められた神秘性がお雑煮にはある。いろんな味を試したいと思っても、他人の家にお邪魔して作ってもらうなんて、私にはハードルが高い。

よそのお雑煮が知りたい。そう思うのは私だけじゃないはず。なので、うちのお雑煮を紹介したい。

うちは母が玄界灘らへんの出身だからか、海鮮が多い。自分で言うのもなんだけど、うちのお雑煮はお上品な味だなぁと思っている。

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出汁はエソと昆布と干し椎茸。エソを使うことでいりこよりもクセがなく、透明な出汁がとれる。
味付けには酒、みりん、薄口醤油。味をみて塩も入れる。

具材は毎年同じで、カツオ菜、丸餅、アワビ、サザエ、干し椎茸、伊達巻、卵焼き、かまぼこ。

カツオ菜は芯の部分と葉を分けて切ったら、時間差で茹でて、水にさらして絞っておく。茹でているときの匂いがけっこう強烈で、カツオ菜を茹でる匂いがしたら年末だな、と実感する。芯は火が通り過ぎるとボロボロになってしまうので気をつけて。

丸餅は焼かずに、別鍋に分けた出汁にくぐらせて柔らかくしてから使う。そのまま盛るとお椀にくっついてしまうので、カツオ菜を底に敷いてからお餅を入れるのが我が家流。

アワビとサザエは殻がついたまま酒、醤油、みりんで煮て軽く味付けしておく。蓋をしてあまり触らずに放置するのが、ふわふわに仕上げるポイント。荒熱が取れたら殻から外し、薄切りにする。

伊達巻、卵焼き、かまぼこは市販のものなので省略。
かまぼこの飾り切りはお椀が華やかになるので、5年ほど前から定番化した。クックパッドで調べたら切り方がすぐに出てくるし、意外と簡単にできる。盛り付けがなぁと思う方は是非試してほしい。

いろんな地域のお雑煮を食べてみたいなぁ。
鶏肉が入ってるのなんて間違いなく美味しいし、味噌仕立てのお雑煮も気になる。あんこ餅を入れるところもあるらしくて、どんな感じなんだろう。
お雑煮ミュージアムとかできないかなぁ。お雑煮フェスでもいいんだけど。人んちのご飯って滅多に体験できないからそそられる。

読んでいただきありがとうございます!