見出し画像

【hint.124】いつかどこかで

昨晩は、織り込みずみの夜更かしをする日だった。

「月一活動シリーズ」のひとつ、「原書で学ぶアドラー(原アド)」のZoomミーティングだった。

現在、メンバーと一緒に読み進めているのがこちらの書籍。

そして、和訳された本も2冊出ていて、同時に活用しながらアドラー心理学(個人心理学)の創始者であるアルフレッド・アドラーさん自身が、どのようなことを言われていたのか?について、そして、その情報を今の僕たちがどのように解釈し、どう活かしていけるといいのか、ということについて、月に一度、約3時間、話をしています。


昨晩は、「第11章 恋愛と結婚」「第12章 性とセックスの問題」について、まとめ担当のメンバーがまとめてくれたテキストを元に、たくさんの意見交換をしました。

More than the ordinary problems of social adjustment, the love and marriage situation requires an exceptional sympathy, an exceptional ability to identify oneself with the other person.
通常の社会適応の問題以上に、愛と結婚の状況は、ことのほか共感を必要とする。共感とは、自分を他人と同一視する能力のことである。
If few persons are properly prepared nowadays for family life it is that they have never learned to see with the eyes, hear with the ears, and feel with the heart of another.
こんにち、家庭生活に対して適切に準備されている人がほとんどいないとすれば、相手の目で見、相手の耳で聞き、相手の心で感じることを学んでこなかったのである。
Social interest is a slow growth.  共同体感覚はゆっくり育つ
An understanding of the nature of social interest shows us that the problems of love and marriage can be solved satisfactor­ily only on the basis of entire equality.
共同体感覚の本質を理解すれば、愛と結婚の問題は、完全な平等に基づく時にだけ、満足に解決できるということがわかる。
Love by itself does not settle things, for there are all kinds of love.
愛それ自体に決まりはない。愛といってもあらゆる種類のものがあるからである。
From the point of view of Individual Psychology, however, it is not the most important question, although its importance is not to he undervalued.
個人心理学の観点からいえば、愛と結婚は過小評価されてはならないが、最も重要な課題というわけではない。
If persons accentuate the question of love and marriage and give it a paramount importance they lose the har­mony of life.
愛と結婚の課題を強調し、格別な重要性を与えるとすれば、人生の調和を失ってしまうことになる。
Now when any appetite is over-indulged and any interest is overdeveloped, the harmony of life is interfered with.
どんな欲求であれ、過度に満たされ、過度に発達させられた時に、人生の調和は妨げられる。
happy marriage as the only satis­factory solution for sex troubles.
幸福な結婚こそが、性の問題を唯一満足できる解決策である。

と、このようなアドラーさんの主張をふまえて、ふむふむ、う〜〜ん、ん?、うんうん!、ほほぉ〜、へ〜〜、えっ!?、などと、感情豊かなやりとりを約3時間。笑 いつもながらなかなかいい時間です。

原アドに参加しているメンバーの、職業的背景が全員違うので、同じ文章を読んでも引きつける自身の日常の場面が全然違ったりして、それがまたオモシロい。

年齢層も性別もほどよくバラけているので、意見交換の幅がなかなか広いのもいいですね。おかげでどう頑張っても早くは終われないのだけれど。笑

上のような主張に触れたとき、みなさんはどのように感じますか?

いつかどこかで一緒に話ができるといいなぁ。

「相手の目で見、相手の耳で聞き、相手の心で感じる」というスタンスをお互いに携えてね。

今日のみなさんにも、たくさんの元気になる瞬間がありますように。

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?