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 東日本大震災から10年が経った。
 いまだに、PTSDに苦しむ人が近くにもいる。
 自分が住んでいるところは、揺れが少なかった。
 地盤がしっかりしているからである。
 あの日、帰宅困難者が駅前に溢れた。
 近所でも大昔湿地だったところは、店の中がめちゃくちゃになり、ガラスが割れるなど、かなりの被害が出ていた。
 自分は母の様子を見るために、10キロ以上歩き、友人宅から車を出してもらって、なんとか実家へ帰った。
 ガソリンを求めて、タンクローリーを追いかける車がいたり、ガソリンスタンドに数キロに渡る長蛇の列ができた。
 被災者を音楽とアートで元気づけるイベントが企画され、自分にも声がかかった。
 ちょうど母が大病をして倒れたところだったので、参加することはできなかった。
 計画停電が続くという噂があり、充電式のサーキュレーターや電灯を買った。
 生々しい記憶が今も鮮明に残っている。

「利益」をもたらすコンテンツは、すぐに廃れます。 不況、インフレ、円安などの経済不安から、短期的な利益を求める風潮があっても、真実は変わりません。 人の心を動かすのは「物語」以外にありません。 心を打つ物語を発信する。 時代が求めるのは、イノベーティブなブレークスルーです。