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エアバンドが流行るなんてね

 これが流行りだしたときには衝撃を受けた。
 普通、楽器を持っているだけで演奏せず、BGMを流したら詐欺である。
 昔アイドルが同様のことをしたら、まるで犯罪者のように糾弾された。
 ちなみに自分は、昔から本人が歌わなくても、演奏しなくてもいいと思っていた。
 というよりもあまり他人の演奏とか歌に興味がなかった。
 自分ではピアノを長く弾いていたが、招待券や割引チケットをもらっても近所の人にあげていた。
 なぜなら、ホールで多数の観客がいる状況で聞いても、CDで聞いても、あまり差を感じないからである。
 ホールが、音楽を聴くのに最適だと言うが、オーディオの設定をきちんとすれば同じように聞こえるのだ。
 エアバンドは、そんな自分の考えに寄り添ってくれたような気がして、良い時代が来たのかも知れない、と思ってしまった。

「利益」をもたらすコンテンツは、すぐに廃れます。 不況、インフレ、円安などの経済不安から、短期的な利益を求める風潮があっても、真実は変わりません。 人の心を動かすのは「物語」以外にありません。 心を打つ物語を発信する。 時代が求めるのは、イノベーティブなブレークスルーです。