さあ、春の始まりです。暗いイメージを払拭して、明るい日常にしていきたいと思います。「立春」こんな節目の日がある事が、今年は何故かありがたく感じます。

気分を変えるのにぴったりの今日は、90歳なのに恐ろしく前向きで、心が元気な私の母のたくましい精神について書こうと思います。
きっと元気が湧くはずです。

母は昭和５年生まれの90歳。
この「やまだのよもだブログ」の記事のイラストと俳句の担当で、毎日最低3枚のイラストと2つの俳句を創作しています。それだけでもかなりエネルギーを消耗しているはずなのですが、
母は自分が納得できなければ一枚のイラストを完成させるために、3枚描くなんて言うのは当たり前で、諦めるということが無いのです。

足腰が弱い母は、階段を上がるのも一苦労ですが、描いたイラストのレイアウトが気になって、2階の私の書斎まで、一生懸命に上がってきます。

記事の下書きの段階で、パソコンの画面を見ながらイラストのバランスをチェックするのです。その時点で納得しなければもちろん描き直します。自分の作品へのこだわりと愛情には驚きます。

もちろん、そのこだわりは俳句に対しても同じで、季語の使い方にはぎりぎりまで悩んでいます。

ベッドに入っている時でも、携帯電話で私に連絡をしてきて、別の季語に変えて欲しいと言ってきます。翌日でも問題もないのに、気づいた時に伝えたいのです。

自分の生みだしたものへのこだわりと、諦めない粘り強い性格のために、若い頃は、人と衝突したこともたくさんあったようですが、90歳になった今はただただ学ぶことばかりです。

人は、前向きに目的を持って、自分の持てる能力を磨き続ければ、刺激的な人生が送れ、それが高齢になってからでも可能なんだと言うことを、私は母から学んでいます。そのことをこれからも多くの皆さんにお伝えしていきたいと思っています。

【毎日がバトル：山田家の女たち】

《覚悟を決めたら目標に向かって生きるだけよ》

リビングで、その日のばあばの作業内容を確認した後の、私と母の会話です。

「立春に、お母さんのことを書かせていただきました。いかがでしょう・・・」

「ええんじゃない、私の性格を書いてくれてありがとう、私は何でも頑張る他は無いんよ、頑張って、長生きするだけよ」

「お母さん、長生きのために頑張っとん・・・」

「そりゃあそうよ、生きるんも覚悟がいるんよ、覚悟を決めたら、生きがいに向かって進むんよ」

「お母さんの生きがいは・・・」

「今は、ブログと、俳句、そして散歩！！」

「すごい迫力じゃね・・、そのエネルギーは何処から来とん・・」

「それは生きることに、目標を持つことよ、目標に向かって進むんよ」

今日はいつも以上に、気迫に満ちた母の言葉が聞けました。ブログに登場することも、母のエネルギーの源になっているようです。

【ばあばの俳句】　

　思い出の春の旅路をメモりけり

母は立春をきっかけに、これまでの楽しい思い出を振り返り、メモに残しています。次に行けるのは何時になるか分からないので、メモの中から記憶を呼び覚まして、俳句やイラストにしようと思っているのです。

そして、一番の願いは、再びその場所に訪れることです。

春になったのをきっかけに、様々な事が好転するように祈りたいですね。

▽「ばあばの俳句」「毎日がバトル：山田家の女たち」は毎日、音声配信しています。聞いていただけたらうれしいです。

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私のアルバムの中の写真から

また明日お会いしましょう💗