私はここ最近、学びがとても大切だと思っています。
「難しいし、めんどくさいからそんなこと知らなくってもいいや」と思い始めるといつの間にか学ぼうとする気持ちが失せてしまいます。
ところがどんなことでも新しい学びがあると自分に自信が生まれて、人生で得をした気分になるのです。

若い頃はスポンジのように何でも吸収していました。そして知る事で自分が少しずつ変わっていく姿を見る事が楽しかったのです。

解けなかった問題が解けるようになったり、それまで悩みに悩んでいたことが解決したり、知識を吸収することが楽しくて仕方なかった時代がありました。

それが何時からか、知らないのに知っているようなふりをして、本当は十分分かっていないのに、分かっているようなふりをしたりするようになりました。変なプライドが働いていたのかも知れません。

私は70歳近くなった今、知らないことは恥ずかしい事だとは思わなくなりました。知らないと言う事はまだまだ成長の余白があるんだと思うようになったのです。

私は身近で生活している93歳の母を見ていて思うのです。
幾つになっても貪欲に吸収しようとする気持ち、知らないことを知ろうとする向上心は、知ったかぶりをするよりもどれだけ人を豊かにしてくれるか、知らないことはたくさんあった方が素敵と思えるお手本が身近に居るのです。

知らないことを知ろうとする精神、常に学び続けようとする前向きな気持ちが若さに繋がるように思います。

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