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美しい花の裏で

テレビ局で仕事をしていた頃、映像に季節を取り入れるために、各地の花の名所を撮影していました。その場所を紹介するのはもちろん、季節をイメージさせる背景として花のスポットで撮影していたのです。

夏にはひまわり、秋にはコスモス、冬には水仙、春には菜の花や桜と地元の花の名所には本当にお世話になりました

先日地元紙を見ていたら、春によく取材に出かけていた菜の花のスポットが今年で見られなくなると言う記事が掲載されていました

何処から撮影しても黄色い花が春のイメージを演出してくれるとても素敵なスポットでした。

愛媛県東温市見奈良のレスパスシティという複合レジャー施設に隣接されている菜の花畑です。1万2600平方メートルにおよそ100万本の菜の花が植えられていて、シーズンには毎年「菜の花まつり」が開催されていましたが、今年が最後になると言う事でした。

その理由は、農地の所有者が高齢化でお世話をするのが難しくなったからだそうです。

私は残念な気持ちと共に、これまで23年もの間、農地の整備をして私たちを楽しませてくれていたことに心からお礼を言いたいと思いました
鑑賞する側はその美しさを愛でて感動するのみですが、その裏で丹精込めて育てている人たちがいることを忘れてはならないと改めて感じたのです。

育てる人が居てこそ私たちは季節を感じ、その美しさに心癒されるのです。美しい花の裏側で私たちを楽しませるために尽力している人の事も思わなければと思った出来事でした。


最後までお読みいただいてありがとうございました。
たくさんある記事の中から、私たち親子の「やまだのよもだブログ」にたどり着いてご覧いただき心よりお礼申し上げます。
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また明日お会いしましょう。💗



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