世界情勢を知らないと
ガソリンの高騰や小麦製品の高値で物価高に悩む消費者にとって、今大きな関心はロシアによるウクライナ侵攻の収束です。
世界の動きが私たち庶民の生活を脅かす、遠く離れた国の出来事などと言っていられません。
世界経済はこれからどうなるのか、この戦いはいつ終わりを迎えるのか、明るい見通しはあるのか、そして今年世界はどのように動いていくのか。
たくさんの不安材料がある中で、私たちが知りたい情報を分かりやすく解説してもらう機会がありました。
外交ジャーナリストで作家の手嶋龍一さんの講演会があったのです。
手嶋龍一さんは、かつてNHKの政治部記者でワシントン特派員とホワイトハウス・国務省・国防総省を担当し、2001年の同時多発テロ事件での、冷静沈着な報道が印象に残るジャーナリストです。現在はフリーとして活動をしています。
お話のタイトルは「激動の年、その行方を読む~台湾危機とウクライナの戦い~」でした。
事実に裏付けされた分かりやすいお話で、アメリカ、中国、ロシア、ウクライナの内情、思惑、これまでの経緯、そして忍び寄る核の脅威などについて、話を聞くことが出来ました
ロシアとウクライナの戦いはやすやすと収束しないであろうし、そこには核の脅威が忍び寄っている事を痛感しました。日本の国防に関しても持論を含めて話していましたが、今世界の情勢はかつてとは違う、危機感を感じます。
私は世界で起きている様々な出来事をどれだけ理解しているんだろう。もっと社会や世界の動きを敏感に感じ取って、様々な意見を吸収できる柔軟性とクリアな頭を持っていなければいけない事を痛感した講演でした。
日頃身近な事で右往左往している私にとって、グローバルな目線で、的確に物事を知る事がいかに重要かを考えるいい機会になりました。
【毎日がバトル:山田家の女たち】
《楽しい事を考えてきとるんよ》
※92歳のばあばと娘の会話です。
「私はニュースの時に色々社会の動きを聞くけど、自分にはどうしようもないけん自分は自分の事を考えて生きとるんよ、あんまり考えよったら一日も生きていけんけん」
「お母さんは日々懸命に生きとんよね」
「ほうよ、小さい事でも楽しい事を考えて生きとるんよ、あんたはお勉強おし」
母は世界の切実な現状を考えると暗い気持ちになるそうです。自分の中でバランスを取ろうと懸命なのが分かりました。
最後までお読みいただいてありがとうございました。
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