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火の鳥における死生観を文字起こししてみた。(*´Д`)!!

手塚治虫が天才過ぎて全然、追いつけない件。(*´Д`)

偉大な漫画家はみんな勉強家だったことが、大人になってもう一度読むとわかるんだドグけど、ここまで死生観を、ぶち立てた漫画家ってなかったと思うんだドグ。

打ち立てたんじゃなくてもう、ぶち立てたって感じで。

火の鳥の世界観は、原稿用紙から宇宙空間へと飛び立っていて。
手塚治虫にはその無数のコスモゾーンが飛び交っている宇宙というものが見えたんだ……と感じるドグ。

『火の鳥 未来編』で死なない体になったマサトは、地球の創造主のように海に炭素と水素、酸素の混ざったものを流し、それが何億年とかけて生物に進化するのを見届けるうちに(途中でナメクジが進化した文明も現れた)
はすっかりなくなり、コスモゾーン(宇宙生命)になっていた。

マサト「わしゃ生きてるのか死んどるのかのう」

火の鳥が現れて言う。

火の鳥「もちろん生きていますよ 宇宙生命(コスモゾーン)としてね」

(中略)

火の鳥「何十億年かまえあなたをつつんでいた肉体が朽ち果ててなくなってしまったときからですよ マサト それでもまだ生きているんですよ」

(中略)

火の鳥「マサト よくあたりをごらんなさい

見えるでしょう? 感じるでしょう? この世界のいたるところに宇宙生命の群が飛び回っているのを!

宇宙生命は形も大きさも色も重さもなにもないのです でも、ただとびまわっているだけではありません

この宇宙生命たちは物質にとびこみます するとその物質たちははじめて生きてくるんです」

(中略)

マサト「私は宇宙生命か! 私はどうしたらいい? 私にやることがあるのか?」

火の鳥「そうよあなたは新しい人類を見守ることがあります だから あなたにはからだがいります 私のからだにとびこみなさい

あなたは私になるのよ」

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KADOKAWA絶品コミック 『火の鳥 未来編』手塚治虫 角川書店より

火の鳥の体の中には何億も何十億も宇宙生命が入っている。火の鳥はマサトに向かって言う。

「あなたもそれにくわわるんです さあいらっしゃい マサト 私の中にとびこんで!」

火の鳥の中に飛びこんだマサトは、

かつて恋人同士だったムーピーのタマミだった宇宙生命に「火の鳥の中」で出会い、一つとなった。

そして何十億という宇宙生命たちのなかへすいこまれていくのだった。

わたしたちは、

いつかこの宇宙生命の群の中に還っていく。

この世で、あらゆる体験をして、いつか宇宙の中心へと還っていく……。

輪廻転生をもう一歩踏み込み、
物質と魂についてわかりやすく描いた手塚治虫。

さすがマンガで『ブッダ』を描いた人だなって思うドグ~!

ドグドグ。(*´ω`*)



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