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\本日の特選素材~相模湾産゛豆アジ゛/

今日の生産はここで水揚げされた小さな小さな真アジです。私は豆アジと呼んでいますがここでは゛ジンダアジ゛や゛ジンダンゴ゛などとも呼ばれたりします。
実はこの魚の干物は私達゛老眼゛の生産者にはかなりキツい作業です。小さくてなかなかピントが合ってこないのがキツい。かなり重労働で首や肩も凝ってしまうため、終了後にマッサージなんか行ってしまうと利益も吹っ飛ぶんですが、ホントに美味しい頭から骨まで丸ごと食べられる干物になりますのでご利用頂いているお客様のため頑張って作ります!!

この小さな真アジをなぜジンダアジというのか?

私も疑問ではあったのですが、調べてみると「仁丹のような小さなアジ」と言うところから来ているようですね。
でも「仁丹」って知ってますか?
私達の世代には言うなれば当たり前のものなのですが・・・昭和の時代はなんでも効くと言われた銀色の丸い薬です。今でも売っているのかなぁ~?

しかしながら、小田原には同じような薬として「ういろう」と言うのがあります。「外郎売りの口上」というのが有名ですが、実際に薬も販売してます。私も子供の頃におばあちゃんに言われ買ってきたこともあります。
この薬はなんでも効くらしい!?
風邪や熱はもちろんのこと、確か歯が痛いときにこれをつぶして歯に塗ると痛みが少なくなると言われて実際にやったこともあります。ほとんど効きませんでしたけど・・・。

魚には地方名や俗称が腐るほどあるので、小田原だけでも「ういろうアジ」とか「ウイロアジ」と名付けた方が差別化できて良い気がするんですが、どうなんでしょうか?

さて、これは最高のおつまみになりますのでお酒と一緒に今日も試食です!!
焼き方のコツはゼイゴをしっかり焦がすこと、です。ゼイゴは堅く気になるのでしっかり焼いて焦がすくらいにしないと堅くてちょっと食べられないですからね。
あくまで試食ですよ!! 試食していない物をお客様に販売するのは失礼ですから!!!

豆アジ干物5枚真空パック


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