彼女を愛せ:聖書をめぐる旅 7/12

7/12(火)
 人を愛することは、尊いことです。しかし、その相手が姦通をする女だったら・・・。どうしようもない男だったら・・・。そういう私も、しょうもない男でした。 

ホセア書3章

1それから、主は私にこう言いました。「さあ、もう一度、妻を連れ戻せ。たとえ姦通を愛する女であっても、彼女を愛せ。イスラエルが他の神々に心を向けて、高価な贈り物をささげても、主はなおもイスラエルを愛しているからだ。」 2そこで私は、銀十五シェケル(百七十一グラム)と大麦一ホメル半(三百三十リットル)で、奴隷であった妻を買い戻し、 3こう言い渡しました。「当分、ひとりで暮らすのだ。ほかの男たちと出かけたり、遊女になることはやめろ。私は待っているから。」 

ホセア書4章

1イスラエルの民よ、主のことばを聞きなさい。
主は次のようにあなたがたを訴えています。
「あなたたちの地には、誠実もなく、親切もなく、
神を知ることもない。
2ののしり、うそをつき、殺し、盗み、
姦淫にふけっている。
至る所に暴力があり、殺人は後を断たない。
4だれかを指さして、責めるようなことをするな。
そら、祭司よ。
わたしの指はあなたをさしている。
9だから『祭司も民も変わらない』と言われる。
祭司が悪いから、民も悪くなるのだ。
だから、祭司も民も、その邪悪な行いに応じて罰する。
12驚いたことに、彼らは木片に向かって、
自分はどうしたらよいかと尋ねている。
神の真理を占いによって知るというのだ。
偶像を恋い慕ううちに、彼らは愚か者になってしまった。
遊女のようにふるまって他の神々に仕え、
わたしを捨ててしまった。


 私の中では「彼女を愛せ」という言葉が響きました。
彼女が素晴らしいから愛す、彼女が素直だから愛す、彼女が美しいから愛す、これはできます。
しかし、自分を裏切り、他の男の子どもを宿すような女を愛せ、と神様は語ります。
愛とは意志であるという話を聞いたことがあります。
相手から愛情を返してもらうことを期待するのとも異なります。
見返りを求めず、その人の素行によらず、愛するというのは、強い意志です。
そこには、創造主の力強い意志を見ます。
そして、神様は銀と大麦で彼女を買い戻してくださる方です。
これは、十字架による贖いと同じです。

 神様が指摘されるのは、罪人ではなく祭司です。祭司から変わる、リーダーから変わる。先に救われた者としての責任を考えさせられます。

 創造主なる方は、私たちを愛してくださる方です。
私たちもそれをとどめない者になりたいと思います。

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