宇宙の膨張

講談社・ブルーバックスの「なぜ宇宙は存在するのか はじめての現代宇宙論」を読みながらノートをとったり、まとめたり感想を書き留めたりしています。

宇宙は膨張し続けているんだそうです。発見したのは宇宙望遠鏡で有名なハッブル。これはいろんなところで紹介されていて、風船を例にして説明している本や動画を見たことがあります。でもこの本では風船の例が引き起こしてしまうかもしれない誤解についてふれられています。風船の例をみていると、風船が膨らんだとき銀河間の距離が広がるときに宇宙も大きくなっているように感じられます。けれどこの本によると宇宙の大きさというのはなくて、宇宙というのはそもそも無限大かもしれないと書かれています。

びっくりしました。宇宙が無限大かもしれないということに驚いたわけではなく、「宇宙が有限か無限かということを考える」ということにびっくりしました。つまり宇宙が無限化どうかについて考えてもみなかったし、考えようとも思ったことがなかったのです。

考えてみると人類は常に「この先をずーっと行ったらどこに行くのだろう」と考えてきた気がします。この草原をずーっと行くと海があって、その海をずーっと超えていくと島があって、その先にはまた海があって、そのまた先には?その先は巨大な滝でそこが世界の終わりの果だ。大昔の世界像ってこんなかんじでしたっけ?わたしは橋の上から川の流れを眺めてその先にあるだろう町のようすや川が海に流れ込む様子を想像するのが大好きです。想像の中で川を下り海に出て、水平線を超えて次の大陸に渡り更に海を超え、いずれ私が立っている場所に戻ってきます。こんなふうに考えられるのは私たちが地球が球状だということを知っているからですね。知っているとはいっても自分で調べたわけではなくてそう教えられたから、知識として知っているんですよね。橋の上から川の流れゆく方を眺めながらなんとか「地球の丸さ」を実感してみようと思うのですが未だ成功していません。そういう意味では私は、世界が亀の上の象の上にあると信じていた古の人たちと変わらないのだと思います。

閑話休題。

宇宙は有限とは限らないー無限かもしれない。という着眼点もあるんだということに驚いたしだいです。


ここまで書いてふと思い出したんですが、ビッグバン以前には時間も空間も存在しなかったってどこかで読んだ気がするんですが、記憶違いか新しい説があるかなんでしょうか。もし記憶が正しければビッグバンで誕生した宇宙はとてもとても小さくて、そこからインフレーションのがおきて急激に膨張したんだったような。そうすると宇宙の始まりは有限だったのだから、どれだけ高速で膨張してもやっぱり有限な気がします。


まあ、これ以上考えても持ってる知識があまりにも少なすぎて先には進めそうもありません。今後の展開を楽しみにしながら読み進めていこうと思います。



この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?