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オカラで起業して9ヶ月目(商品開発編)

こんにちは。
毎月更新している起業日記だが、今月のテーマは”商品開発”。弊社では日々様々なやり方で商品開発をしているが、我々が実現したいこと、そのために試してきたことを本日はシェアしたい。(もっとこんな方法があるよ〜って方はぜひ教えて欲しいです。ご連絡お願いいたします!)

もの作りをこれから始める方に、反面教師的な意味でも参考になれれば嬉しい。

自分が自信を持って健康と言える商品を

自分が健康と思えるものを普及したい。
これは、サラリーマン時代に強く感じたことである。「低糖質スイーツ(脂質30g入っているのに、よく健康食品と名乗れるな…)」とか、「ヴィーガン・オーガニック(=100%健康というたまにある認識)」とかは、企業のマーケティング努力であるのはわかるが、お客さんが健康になれるか曖昧で、看板商品として自分は売りたくなかった。

実際に自分がオカラを毎日100〜500g食べてダイエットをして、効果実感してから商品開発を行なっている。「オカラは身体に良いものだ」と頭で理解するだけでなく、体感してるからこそ自信をもって事業に取り組める。(↓MyFitnessPalというアプリで食事の記録をとっているが、2022年だけで、推定7200gのおからを食べている。世界でもトップランカーだと思う。(笑))

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作っても捨てたら意味がない。オカラを捨てない製造販売モデルを。

弊社が現時点で採用しているのが2つの製造モデルである。
①ウーバーイーツ販売(ほぼ受注後少量生産)

ありがたいことにぼちぼち売れてるようだ。メリットはただ商品が売れるということではなく、受注後少量生産ということで、オカラを利活用する労力を最小限にし、さらに作ってすぐに消費されるので廃棄されない。
せっかく作ったのに捨てられるというのは、作ってくれた方に申し訳ないし、その廃棄しない分のコストをお客様にリーズナブルな価格で還元できる。

②無菌殺菌製法

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②無菌殺菌製法は、商品を真空状態、さらに高温で殺菌する。そうすることで、理論上1年以上の賞味期限を実現できる。備蓄、非常食になかった健康・タンパク質補給・バランス栄養食という切り口が、お客様にメリットを感じてもらえるのか試していきたい。

オカラ独自の癖を生かす方法

100以上の商品を試作した。結果、オカラで健康的な商品を提供したいという想いは変わらない。

いろんな方に「スープ」「スイーツ」「麺」「パン」などなどリクエスト頂き、「めっちゃ良いアイデアありがとう!!」とキッチンに持ち帰り試作するがうまくいかない…理由は1つ。おからの吸水性が凄まじいこと。水分量が多い結果、賞味期限がもたない商品になったり、べちゃべちゃしたり、水分を抜こうと試みると、パサパサしたりと高難易度の課題があることがわかった。

そんな課題がわかったとはいえ、「もう起業しちゃった」のでやるしかない。誰も解決できてないこの課題は、めちゃくちゃやりがいがあるなとなぜか思ってしまった。(笑)

この課題については今後もずっと取り組み続けることになるが、お客様が求めるものベースで、うまくオカラを活かせないか?を常に考えていきたい。

新商品リリース

ここまで3つほど商品開発に関する話を書いてきたが、2月22日より新商品を公式サイトでリリースした。

お求めやすいトライアルセットもあるので、日々の食事やプレゼント、更には備蓄食として試してもらえると非常に嬉しい。
豆腐がこれだけ食べられているのは、水が美味しい日本だけである。おからが大量に出ているのは日本の強みであり、美味しいとヘルシーを両立できるこんな身近な原料はない。今後も皆さんの意見を参考に、新商品開発へ真摯に取り組むので、ぜひご購入してくださった方は忌憚なき意見をSNS等で発信して頂きたい。

良いものも悪いものもすべて受けとめ、お客様の健康(そして地球の健康)に役立つものを開発します。今後ともよろしくお願いします。


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