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大学病院のコンサルティング -定性・定量分析、ROI(効果測定)-

生活習慣の改善の成果を言語と数値で把握する

大学病院の遠隔医療プロジェクトの情報分析(定性・定量分析)

都内の大学病院が実施した遠隔医療プロジェクトの情報分析(定性・定量)をおこないました。

医師と住民のやり取りを考察して可視化する

住民の生活習慣の改善(行動変容)を目的にした健康指導の成果を検証しました。健康状態の改善、つまり健康指導の成果は住民のバイタルサインで確認することができます。しかし、住民の個体差や環境要因を考慮した場合、安易に健康指導の成果と結論付けることはできません。例えば、同じ指導内容でも、性別、性格、年齢などによって受け止め方が変わってくる場合があります。同じ医師でも、Aさんは「指導に厳しい」、Bさんは「会話がしやすい」というように感じ方に違いが生まれて、健康改善の意識や意欲に影響を与えます。住民の健康状態や行動変容の進捗についても、定期的なバイタルサインの測定やアンケート調査などを通じて把握することができます。

住民と医師のやり取りを可視化することで、住民が健康指導を受ける上での課題や疑問点を把握し、医師が適切なアドバイスを提供することができます。医師と住民のやり取りには、医師の話し方や態度、質問方法などが含まれます。また、住民の回答や反応も重要です。これらの要素を分析することで、健康指導の成果を客観的に検証することができます。このように、医師と住民のやり取りを可視化することで、健康指導の成果を正確かつ客観的に評価することができます。また、医師と住民の関係性やコミュニケーションに注目することで、より質の高い健康指導を行うための改善点を把握することができます。

今後、遠隔医療の健康指導で生活の質(QOL)健康寿命の改善が具体的になってくれば、1つの手段として通院、入院、薬など医療費の削減、地域の医療格差の解消にもつながってくるのではないでしょうか。

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