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大手清涼飲料のメーカーのコンセプトデザイン


飲料体験を更新する

国内大手飲料会社のコンセプトデザイン

清涼飲料のメーカーのUX/CXで求められるコンセプトのデザインをサポートしました。

清涼飲料水(ソフトドリンク)市場の規模は大きく、競合他社も同じジャンルに力を入れていています。競争の激しい同市場では、多様化するライフスタイルや価値観のなかで消費者のニーズを適えていくために、味やパッケージデザインなどにも積極的な取り組みをおこなっています。そのうえで、消費者に魅力的な飲料体験を提供し、ブランド価値を高めることが求められます。

飲料体験の多様化

消費者のライフスタイル、価値観、少子高齢化など、清涼飲料水(ソフトドリンク)に求めるニーズも食事、通勤・通学、運動・スポーツ、観光(インバウンドの増加による外国人観光客を含む)など多様化しています。このようなことから、消費者は清涼飲料水(ソフトドリンク)に対して喉の潤いだけでなく、飽きがこない飲みやすさ、ストレスや疲労の解消、心身のリフレッシュ、家族や友人とのひと時など、状況や場面に応じた飲料体験を期待しています。

美味しさ、パッケージ、コンセプトのバランス

消費者が満足するためには、味わい、口当たり、味覚などが魅力的であることが不可欠です。さらに、美味しさからです概念で表現するパッケージやコンセプトのデザインも重要な役割を果たします。魅力的なパッケージデザインや世界観を表現するコンセプトは、商品の特徴やブランドのストーリーを伝えることで消費者の目に留まり、手に取って試してみたいと思えるきっかけをつくります。

コンセプトを整えて美味しさを引き出す

飲料体験の実現に向けて、商品開発チームの努力によって実現される「美味しさ」、デザインチームの工夫によって魅力的に表現される「パッケージデザイン」、そしてOFFICE Pは世界観を創る「コンセプト」のデザインに取り組みました。

消費者は商品を選ぶ際に、期待に応える実感を得たいと思っています。そのためには、まずパッケージデザインやマーケティングコミュニケーションを通じて、味のこだわりや原材料に関する情報、ブランドのストーリーや世界観などに触れてもらう必要があります。パッケージデザインやマーケティングコミュニケーションは商品の特徴や魅力を視覚的に表現することで、消費者の興味や関心を引くことができるからです。

さらに、ブランドのストーリーや世界観などのコンセプトは、商品を選ぶ際に感情的・情緒的なつながりを生み出す役割を果たします。消費者は商品が持つブランドの世界観に共感し、その商品を選ぶことで自身の価値観やライフスタイルを満たしたいと考えます。そのため、ブランドのコンセプトは消費者の心を惹きつけ、商品に対する興味や関心だけでなく、愛着や共感を育む重要な要素となります。

飲んだ後に美味しさと世界観に納得してもらえることが大切

消費者が商品の美味しさと世界観を実感するのは、実際に商品を飲んだ後にもたらされます。商品がどれだけ美味しくても、それに伴う世界観やコンセプトが欠けていれば、消費者は商品の魅力を感じることができません。商品を飲んだ後に感じる満足感や再購入の意思は、商品の美味しさと世界観の両方に納得してもらえたことを意味します。

このようことをふまえ、コンセプトのデザインは、消費者が商品を選ぶ際に感情的なつながりや共感を感じ、飲料体験をより豊かなものとして楽しめることを目標にしました。美味しさと世界観をバランス良く組み合わせたコンセプトにより、商品の魅力が最大限に引き出され、消費者の期待に応えることができます。

商品開発チーム、デザインチーム、そしてOFFICE Pのコンセプトデザインが連携して、商品の美味しさと世界観を一貫して表現し、消費者に魅力的で満足度の高い飲料体験を提供することを目指しました。この連携によって、商品の品質やストーリーなどの特徴を活かしながら、消費者の期待に応えることができました。

OFFICE Pのコンセプトデザインは、社員や消費者(ヒト)、商品(モノ)、ストーリーや背景(コト)の魅力を見立て育てていくことも特徴の一つです。

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