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Weak Ties理論で仕事の転機を語る

What is "Weak Ties"?

みなさんWeak Ties理論をご存じだろうか?
Weak Ties理論とは、緊密なつながりではなく、むしろ疎遠なつながりの方が新たな情報や機会をもたらす可能性が高いとする社会学の概念だ。

弱い繋がりの方が情報の多様性に触れることができるというのがその根拠で、仕事を見つける際にも強いつながりよりも弱いつながりから提供されることが多いとのことだ。

確かに自分のキャリアを振り返ってみても、この理論が当てはまる気がする。

大手コンサルファーム→ITベンチャー

大手コンサルファームにいた頃、プロモーション機会を何期か連続で逃し、多少の行き詰まりを感じていた。そろそろ転職かなと。

在職中にある後輩が退職するということで、私が引継ぎ先になったことがあった。その後輩とはその後たまに連絡を取り合う程度の間柄だったが、久々に飲んだら割と楽しそうにやっていたので、ある日気軽に会社訪問をすることになった。

ちょうど私に頼めそうな案件の引き合いがあるとのことで、エイヤという形で入社。その案件は某大手企業とのプライム契約。当時の会社としては大きなチャンス。地道に成果を出しつつ徐々に領域と人員を拡大。今では一大クライアントに成長している。
私にとっても大手コンサルの看板なしに勝負した初めてのクライアントで、こういった成果が出せたことは非常に大きな経験となった。

フリーランス時代、最初の新規案件

役員経験を経てフリーランスとして独立した後、私が新たに獲得した案件は、かつて小規模の案件でほんの少しだけ関わった方からいただいたものだった。
その案件の終盤で退職により離任することを聞き、当時はまだ会社員の立場だったが、退職後にも自社として何か縁があればということで最後に1on1で挨拶させていただいた。
その後も定期的に状況確認(主に人探しの情報交換)をする程度の関係だったが、私がフリーランスになる挨拶をした数か月後に、ちょうど自分の会社を設立したばかりのその方から、プリセールスの手伝いをやらないかというお誘いをいただき契約することになった。
今までやってきたSI・ITコンサル案件とは少し毛色が異なる案件で、大変貴重な経験ができている。

研修コンテンツ案件

前述の大手コンサル時代の知人がたまたまリンクトインで私を見つけ出してくれて、連絡を取り合うようになった。
その方はだいぶ前に独立しており、フリーランスとしては大先輩だ。
当時はコンサルファームに居ながら技術面にこだわりがあった(※)という点で私と似たところがあり、近況報告をしながら旧交を温めていた。

※コンサルファームはIT系であっても、プログラミングスキルよりもマネジメントスキルや業界知識などが重宝され、技術に強い人があまり報われない文化がある(個人の感想です)

先日その方からの紹介で、生成AI研修コンテンツの仕事を手掛ける機会を得た。社内勉強会の講師くらいはやったことはあるが、研修コンテンツ作成そのものを案件として手掛けるのは初めてだ。
それでもまだあまり事例のない最新技術を調べながら資料やデモ動画に落とし込むという、自分自身のインプットにもなるとても楽しい経験ができている。おそらくこういう案件はエージェント経由では決して得られない。
繋がり自体はゆるくても、何となく信頼してもらえてたという関係性がもたらしてくれたものだと思う。

Weak Tiesの学び

これらの経験から学んだのは、どんなに小さなつながりでも、未来にどのような価値をもたらすかは予測不可能だということ。興味を持った人とは積極的に連絡先を交換し、時には連絡を取り合うことが、新たな機会への扉を開くことになる。

おまけ

前述の通り、最近生成AIを真面目に勉強しているので、投資がてらChatGPTの有料版に課金した。この記事は最新のChatGPT4に雑なプロットを投げて、それっぽい構成を作ってもらったものをベースにしてみた。
想像以上にクオリティが高く、もちろん手直しはしているが、かなりの執筆工数削減になる。

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