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阿波原理主義より橘原理主義からの鵠

やまとみずほの国に生まれて  裏話

邪馬台国は阿波にあったし、日本は阿波から始まったとする阿波原理主義。もちろん日本神話の舞台も阿波だと。しかし記紀が舞台に選んだのは、あくまでも日向や出雲だと、第九話挿話「狗奴国がまさかの邪馬台国連合国」へ書いた。「続生まれもスダチも徳島」にとって、神話が阿波を隠すのがとても不思議で、理由を探求すべく「やまとみずほの国に生まれて」を始めた。

その疑問は第三話「桃太郎は木眉津彦か和歌岳彦か」のビギナーズラックに恵まれて八咫烏を発見し、第四話「紀伊は木の伊の国にして狗奴国」を書く頃に、その疑問はほぼ氷解したので、YouTubeに投降したらバズったのが閑話「【日本神話を阿波実話へ】1万回視聴」。阿波原理主義を貫けば古事記の暗号は解け、通説となっている日本書紀は改竄や創作だと分かる。

魏志倭人伝通りに、第七話「三貴子の誕生は邪馬台国連合国家の誕生」から第十話「天照と素戔嗚の誓約は女王と男王の確執」と神話は展開していき、第十一話挿話「天岩戸伝説は最初の大嘗祭?」は卑弥呼の他界だと述べた。第十三話「国譲りはユダヤ天津神vsインド国津神?」は阿波原理主義からの発想であり、第十四話「神武は瓊瓊杵の子?瓊瓊杵は台与の子?」と続く。

第六話「黄泉比良坂は墳墓ハウツー物語」は阿波原理主義とは関係ないが、回想話「倭国の呪いが解けて邪馬台の由来が判明」、倭国は伊国と分かると第二十一話「阿波を隠す神武東征が欠史八代を生む」と追いかけていたら、時代を超えて、第六話挿話「黄泉比良坂に倭国大乱の暗号」と復号できた。しかし阿波邪馬台国説は漢委奴国は阿波長国だが、狗奴国だとは語らない。

阿波から始まるなら、第十二話「倭面土は伊面津(橘港)金印隠しました」のはずだ。まあ高天原は架空だからいいとしても、実在する出雲が阿波沿岸とする根拠が、国譲りの舞台が阿波だからと本末転倒になるから胡散臭い。第二十八話「鵠の倭建から白鳥の日本武尊へ飛翔」の発想は、阿波原理主義でも無理だ。橘原理主義の理由は恥ずかしく、ここから先は有料にします。

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