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飼い猫やまとの治療記録5

この度、飼い猫の「やまと」が糖尿病と診断されました。退院はまだ先かと思われましたが、電解質の数値が安定したこと、ケトンが体から排出されたようであること、病院では餌を食べようとしないことから、退院し家に帰ってストレスを無くした方が良いという判断になりました。

退院はしましたが、まだまだこれからも継続的な治療が必要です。

◆入院3日目

昨日と同じく仕事終わりに電話をかけ、病院に向かいました。

まず血液検査の結果を見ながら説明を受けます。(左から12日夜、13日午前?)

点滴のおかげか、電解質のリンとカリウムの数値が正常値になり、ナトリウムとクロールも正常値に近づいてきました。

血糖値はまだまだ高いですが、インスリンも少ーしずつ継続的に流しているし、比較的数値も安定しているので大丈夫との事でした。ただ、インスリンで血糖値が下がりすぎないように点滴の中に微量ですが糖も入れてありました。

糖尿病で糖が多いのに糖を入れてるって変な感じですが、インスリンが多すぎることによって低血糖が起こることの方が危険で、血糖値が急激に下がってしまうのも低血糖の症状を引き起こすので、そこにも注意しないといけないそうです。

まだ餌を自分から食べる様子はなく、強制給餌で食べる量も増えてはおらず、食べていないので排便は無し。8日からウンチをしていないので、この日で6日排便が無いことになり心配でしたが、先生曰く「食べていないのであまり作られないし、お腹の中にあるにはあるので餌を食べて作られていけば自然と押し出されるでしょう」との事でした。

オシッコの検査ではまだケトン体が見られるが、徐々に薄まってはいるのでこのまま点滴を続けて様子を見ましょうと。餌をほとんど食べれていないので、まだ肝臓でケトン体が作られている可能性はある。点滴のインスリンは、低血糖の心配と、電解質が使われて減ってしまって補充分が足りなくなってしまう可能性もあることから、今はまだ微量しか入れられず、点滴の量もこれ以上増やすと心臓に負担がかかってくるし…と、一気に解決は難しそうでした。

やまとはしんどそうではありましたが、今まで程のぐったり感は無くなっていました。今まではケージに寝そべって床に頭もつけていたのですが、この日は香箱を組むような感じで座っていました。

寒く無いようにと毛布も敷いてもらっていて、今までは垂れ流しだったオシッコも、少し動けるようになったからとトイレを設置してもらっていました。

黒猫なので、顔が分かりにくいですね(;^_^A

左前足に点滴がさしてあり包帯?で固定されています。画面左にあるモコモコは私のマフラーです。

ケージが置いてある部屋は5つのケージが置いてあり、他にも治療中の猫やペットホテルとして預けられている猫がいました。多い時でやまとも含めて4匹の猫が預けられており、部屋に入ると独特な臭いがしていたので最初は

動物が集まっているから結構匂うのかな?

と思っていました。ですが、どうやらやまと自身が臭っていたようです。

重度の糖尿病性ケトアシドーシスの場合、猫の体から果物(リンゴなど)が腐ったような、あるいはマニキュアの除光液のようなにおい(アセトン臭)がするのが特徴なのだそうです。実際にやまとの体を嗅ぐと、いつもとは全く違う臭いがしました。

入院当初はオシッコが垂れ流しになっていたので、その臭いも混ざっていたのかもしれません。

この日ももしかしたら座ってくれるかなといつもより長めに撫でていたのですが、一向に立ち上がる気配はありませんでした。

そうこうしているうちにトイレに行き来たくなり、病院のトイレを借りました。帰ってくると、やまともトイレに前足を踏み入れていました!私は

わ~!立ってオシッコ行こうとしてる!!

と嬉しかったのですが、やまとは私が鞄を持って離れたので帰ったんだと思ったようです。目が合った時に、

え?まだいたの?

という顔をされました(* ´艸`)しんどそうだったんですが、その顔が面白くて可愛くて、笑ってしまいました(* ´艸`)

「ごめんごめん、トイレしようと思ったんやな~。邪魔してもたな、どうぞしてくださいよ。」

と声をかけまたケージの前に座ると、しばらくどうしようか考えていたようでしたが足を引っ込めてまた座ってしまいました。

元気で家にいるときは、見られていようがいまいがそんなに気にすることはなかったので、その時は

めっちゃトイレ行きたい!って感じじゃなかったんかな?

と軽く考えていましたが、今になってみるとやはり病院といういつもとは違う環境の中で少し神経質になっていたのかな?と思います。

その後も頭を撫でながら話しかけたりしていたんですが、オシッコは大丈夫なのかな?と思っていたら、座ったまま毛布の上でしてしまっていました。

わー、我慢させてしまったのか…

と、長く居すぎるのも良くないかも、と思いました。

◆低血糖

(毎回ですが、以下はネットで調べた事です。素人の理解です。

低血糖症とは、血液中の糖分が著しく減少しカラダの細胞に栄養が行き届かなくなって様々な症状を起こし生命が脅かされる危険な症状の事を言います。原因は空腹、栄養失調、運動のしすぎによるエネルギー不足、膵臓や肝臓の異常、インスリンの過剰投与、など様々です。また、子猫の時期は肝臓に栄養を蓄えておく事ができないため、こまめに餌を与えないと低血糖になりやすいです。低血糖症が原因で起こる症状には、自律神経系の症状と中枢神経系の症状があります。血糖値が急激に減少することで、自律神経に影響を及ぼします。全身の震え、気が動転する、動悸、失明などの症状が挙げられます。血糖値がゆっくり減少していくと、中枢神経系の症状が強く現れます。意識の混乱、ふらつき、ぐったりする、怒りやすくなる、痙攣、昏睡などがおもな症状として挙げられます。症状は、軽度のものから重度のものまで様々です。重篤化した場合は、回復が難しいほど脳に損傷を受けるケースがあり、最悪の場合、命を落としてしまうこともあります。糖尿病の猫の場合、高血糖ですぐに命に関わるという事はまずないので、低血糖により注意が必要です。

低血糖にならないための対策は、

・空腹時に運動させすぎない

・インスリンの投与量を間違えない(餌を食べない時やいつもより食べた量が少ない時などは特に注意

・二重投与を防ぐために家族内でインスリン注射の担当を決めておく

・毎日の記録をする(食事量・時間・インスリンの量・時間・体重…など)

・万一に備えてガムシロップや砂糖水を準備しておく

なった時の対処法としては、

・意識があるなら消化吸収のよい餌を食べさせる(意識がない場合は誤嚥の可能性があるため避ける

・ガムシロップや砂糖水を歯茎に塗る(一気に大量に口に流し込む事は避ける

・昏睡している時など緊急の場合病院に連れて行く前に上記の処置をし、病院に電話して指示を仰ぐ(何もしないまま連れて行くと道中で命を落とす可能性もある)

があります。

入院している間は病院で血糖値をチェックしてもらえますし、もし低血糖の状態になってもすぐに処置してもらう事が可能でした。

ですが、退院した今となっては私が仕事などで不在の時にやまとが低血糖になってしまうと私が帰るまで何も出来ないので、インスリンの量には最新の注意が必要です。不在時にもし何かあったらと思うととても心配で不安です。

退院しても何日かは血糖値のモニターのために病院に通う必要があり、そこで餌の量やインスリンの効き方などを見極め、先生に1回の注射の量を決めてもらいます。インスリンの量が決まってしまえば、後は正しく処置していけば大丈夫だと思います。

今日19日の時点では、家でも殆ど餌を食べなかったので注射を打つのがとても怖かったです。寝ているのかぐったりしているのかの見分けがつかず、不安になるとやまとを起こしてしまったりしました。

幸いなことに問題なさそうでぐっすりと寝ているようなので、やっと少し安心できました

明日は朝一で病院に預け、半日入院です。

音楽で自分ビジネスをやりたいと少しずつ実践中。頑張っていこうと思ってるので是非サポート宜しくお願いします!🙏やまとの治療のため、自分の経験や音楽活動のために大切に使わせていただきます!