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【最終回 : あなたに差した光は本物か?④情報】

さて、経営が苦しい時に私に差してきた「光の正体」、前回の『③カネ』に続いて、最後は4大経営資源「ヒト・モノ、カネ・情報」の 『情報』で締めくくる☝️

【その④情報(じょうほう)】

会社の業績や経営者の評価に比例して、様々な情報が入ってくる。中身は玉石混交、ガセネタや罠も多い。あなたの立場でそんな飛び切りの儲け話が舞い込むはずもなく…。

「情報の価値」=「鮮度(新しさ)」✖️「精度(正確さ)」

☝️情報とは入るものばかりではない。ともすると大切な「顧客データ」や「企業機密」も漏えいする。経営者が思う以上にその価値を知っている者にしてみれば、喉から手が出るほど欲しい。

☝️デジタルで守られた「情報」を漏らすのは、「人・物・金」の筆頭に位置する血の通ったアナログのシンボル『人間』である。

落ち目の会社に入る情報は、ガセネタや鮮度(新しさ)の落ちたものばかり。美味い話など一つも来ないのに、弱気な経営者は簡単に信じてしまう。「美味い話は他が食う」に決まってる!

👤自分に来たそのネタは、どこのチューリップにも入らなかったパチンコのハズレ玉である。それを一番下で掬(すく)っていた私。

人より先に手に入れて『光』だと思ったその情報や、本来手に入らないはずの売り上げに直結する顧客情報、「◯◯が提携先を探している」などのカップリング案件…。

それはスマホの画面で観る「ショート動画」や仲間との「お茶飲み話」と大して変わらなくはないだろうか?すでに手垢や尾ひれが付いて目の前に現れる。

・まだどこにも出ていない…
・お前だけに言うが、誰にも言うな
・他にも興味を持つ会社がある
・◯◯に出店するらしい
・あそこのM&Aの噂、本当らしいぜ

💡私の経験から、その中でも信頼度の高い情報は「金融機関」からもたらされる。しかしその優先順位は銀行への貢献度に従い、上から順番に降りてくる。私はそうして大手のスーパーが断った(敷地が狭い)土地に店を出したことがある。

取引業者(仕入れ先)などの担当者から入る(それらしい)情報の精度は50%以下だと思う。確かめるとすぐ逃げるから (笑)。まあ世間の噂話よりは興味が持てる程度。

【教訓④】上手い話には裏がある。まずはあなた自身がその情報を受け取る資格(実力)があるのか考えてみよう!

☝️私に届く情報など、ほぼ手垢の付いた賞味期限切れのネタでした(笑)

あなた様だけは、決して同じ目に遭いませぬようm(_ _)m


【全4回のまとめ】
・どん底の私がその時々に縋(すが)った『光』は本物だったのか?

人は誰しも
「自分は人より優れているからなんとかなる」

「いざという時は、目に見えない力が味方してくれる」

「もうダメだ!と思っても、その都度『神風』が吹いた」

などとスピリチュアルモードに入り込み易い。それに裏切られるまでの少しの間は、その(自己暗示)効果もありホッとすることもあろう。悪いことではない。追い込まれると人は皆そうなっていくものだから…。

勝負はその後からである。

👤「自分も人と同じ、いやそれ以下かも知れない。これまでの成功体験も、偶然出会いやタイミングが良かったからなんだ」

こうして自分の現状に「楔(クサビ)」を打って、『最低地点』を確定し、「今が最悪』と自分に言い聞かせる。そして「もうこれ以下にはさせない、這い上がるのみ!」と宣言しよう。

根拠などいらない。これまでの成功だって根拠なんか無かったのだから。

逆境や土壇場の時にあなたに差し込んでくる一筋の『光』。暗闇は針の穴の光にも勝てない。

その光が確かなものかどうか?見極めることが大切である。光だと思って縋(すが)った『ヒト・モノ・カネ・情報』のせいで、あなたの苦労など一瞬で消え去ってしまうことを心のどこかに留めておいて欲しい。

👉そんなの経営者失格のお前の「負け惜しみ」だろ💢

👤おっしゃる通りです!しかしまだ終わった訳ではございません。第5の経営資源『経験』が物を言うこともありますゆえ。

全4回ありがとうございました


※最後までお読み頂きありがとうございます!

あなたが失敗した時、迷った時、逆境の時、倒産地獄から生還した私だからこそできる励ましを届けたい。皆さんの力となり、笑顔になれる記事を投稿していきます。私もまだ発展途上です、一緒に成長していきましょう!

【小林 久ホームページ】

https://www.kobayashihisashi.com


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